親との関係に悩む人は少なくありません。

親の何気ない言動が原因で傷付いた心が癒えなかったり、トラウマになったりするものでしょう。

『母が嫌いだったわけじゃなくて』

眠井アヒル(@sleepingahiru)さんは、とある女性と母親を描いた創作漫画をTwitterに投稿。

女性は、仕事熱心だった母親に対して長年抱えていたある思いを本人に打ち明けます。

女性が幼い頃から母親に感じていた『小さな矛盾』。

言葉にできないまま募ったモヤモヤは、いつしか女性の心を傷付けていたのです。

しかし、当の本人である母親は、脳梗塞により1年前に他界。

謝罪する『母親の幻影』に、女性は涙を浮かべながら「謝ってほしいわけじゃない!」と怒りをぶつけました。

女性がたどり着いた『本当の答え』


母親の幻影と対話する中で、女性がたどり着いた「それでも愛していた」という想い。

それを聞いた母親の幻影はフッと笑みを浮かべ、その場からこつ然と消えたのです。

母親の魂だったか、女性が創り出した幻かは分かりませんが、女性を長年の苦しみから解放するために存在したのかもしれません。

【ネットの声】

・とても心に響く作品。主人公に自分の気持ちが重なって、最後は自分もそこにいるような感覚になりました。

・感動して涙が…。母親への複雑な感情の中に『愛』を感じますね。

・私も母親に対して、作中の女性と同じ気持ちでした。母親のことが嫌いだと思っていましたが、「それでも愛していた」ことに初めて気付けました…本当にありがとうございます。

母親に抱いていた感情が整理できた女性は、これから前を向いて、自分の人生を歩んでいくのでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
@sleepingahiru