第9節大宮アルディージャアビスパ福岡が中止

 Jリーグは2日、この日開催予定だったJ2リーグ 第9 節大宮アルディージャアビスパ福岡が中止になったと発表した。この日ウェブ会見が実施され、Jリーグ村井満チェアマン、大宮の森正志社長、福岡の川森敬史社長が出席した。

 Jリーグ公式のPCR検査の結果、アビスパ福岡の選手1 名に対し、新型コロナウイルス感染症の陽性の可能性が非常に高いと判定されたことを受け、試合開催前に濃厚接触者の特定ができないことが確認されたため、試合が中止となった。

 福岡の選手は現在体温36.2度で自覚症状なく、アプリで行動も確認中。福岡に第一報が入ったのは午後4時頃。当該選手は試合前のミーティングやバス移動の前に部屋で待機となっていた。試合の代替日については未定となっている。

 今回は直前の判断となった。前日1日、U-19日本代表合宿において、町田のFW晴山岬が集合時に行われたスマートアンプ法及びPCR検査において新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、イレギュラーな対応を取る形となった。

 通常Jリーグの公式PCR検査は金曜日に検体を採取して、その結果がJ2であれば火曜日の夜に判明するが、今回はU-19日本代表合宿で陽性反応が出たため、「検査スピードをあげてもらったなかに(福岡の)1人が含まれていた。前倒しで夕刻のタイミングで結果がきた。可能性が高いのなら見合わせる判断となった」と、村井チェアマンは説明している。(Football ZONE web編集部)

ウェブ会見に応じたJリーグの村井チェアマン【※画像はスクリーンショットです】