アーセナルは、エースのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンを引き留めるために新契約をオファーしているようだ。2日、イギリス紙『ミラー』が報じている。

 現在31歳のオーバメヤンは2018年冬のアーセナル加入後、公式戦通算109試合に出場し、70ゴール15アシストを記録。1日に行われたFAカップ決勝では2ゴールを挙げ、3シーズンぶり大会史上最多14回目のFAカップ制覇、そして来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得に貢献する活躍を見せた。

 今シーズン途中からはスイス代表MFグラニト・ジャカの後を継いでキャプテンを務めているオーバメヤンの現行契約は2021年6月30日で満了を迎えるため、今夏の退団も噂されている。

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は「このクラブにはいつも素晴らしいストライカーがいた。そしてオーバオーバメヤン)にはその選手たちと比較する価値がある。トロフィーを獲得したことは、彼がよりここに留まることに近づくと思う。彼がこれからもいることを願っているよ」と同選手の残留を望んでいることを明かしている。

 いまだ去就は明らかとなっていないが、アーセナルオーバメヤンに3年の新契約をオファーした模様で、週給は現在の18万ポンド(約2500万円)から25万ポンド(約3500万円)に昇給したものを提示したという。アルテタ監督は同選手の残留に自信を示しているようだが、果たして同選手はどのような決断を下すのだろうか。

アーセナルに所属するオーバメヤン [写真]=Getty Images