サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は元ブラジル代表FWマルセリーニョ・カリオカ氏がコリンチャンス時代に決めたフリーキックだ。


マルセリーニョ氏は現役時代ブラジルの複数クラブでプレー。コリンチャンスでの活躍が長かったが、2002年にはJリーグガンバ大阪でもプレーした。

プレースキックの精度が非常に高く”天使の足”の異名を取ったマルセリーニョ氏だが、1995年に行われたカンピオナート・パウリスタのサンパウロ戦では、その異名にふさわしい見事なFKを決めている。

ゴールまで30mはありそうな位置だったものの、マルセリーニョは迷うことなく右足を一閃。重力を無視するようなノビのあるシュートがゴール右上へと突き刺さった。

このゴールに、マルセリーニョは喜びのあまりセレブレーションでコーナーフラッグを破壊。観客も信じられない一撃に大盛り上がりであった。

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