ウォルト・ディズニーが、劇場公開を延期していた実写版「ムーラン」のアメリカでの劇場公開を断念し、自社のストリーミングサービスDisney+」で有料配信することが明らかになった。

ムーラン」は、「シンデレラ」「美女と野獣」「ダンボ」「アラジン」など往年の名作アニメーションを実写映画化しているディズニーの最新作で、ムーラン役には「ザ・レジェンド」のリウ・イーウェイが抜てきされた。ニュージーランド出身の女性監督ニキ・カーロ(「クジラの島の少女」)がメガホンをとっている。

同作は、当初3月27日に全米公開が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで3回以上公開が延期されていた。

このほどディズニーは、9月4日(現地時間)から、アメリカと一部の市場で「ムーラン」をDisney+で配信すると発表。ただし、「ムーラン」の視聴にはDisney+の月額料金に加えて、29ドル99セントの追加料金がかかるという。ディズニープレミアムVOD(PVOD)で作品提供をするのは今回がはじめてとなる。

対象となるのは、アメリカカナダニュージーランド西ヨーロッパDisney+で、そのほかの地域では劇場公開の予定だという。

ディズニーのボブ・チャペック代表取締役は、「ムーラン」をVODスルーにしたことについて、「1回限りの措置」と前置きする一方で、「29.99ドルという価格で新しいコンテンツを消費者に提供し、そこから学習できること、プラットフォーム上での加入者数の増加だけでなく、PVODでの取引数の増加を確認できるのは、非常に興味深いことだと考えています」とコメント。今回の結果によっては、今後のディズニーの展開方法が大きく変わることもありそうだ。

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