マンチェスター・ユナイテッドは5日、ヨーロッパリーグ(EL)ベスト16・2ndレグでリンツとホームで対戦し、2-1で勝利した。この結果、2戦合計スコア7-1としたユナイテッドがベスト8進出を決めた。

3月に行われたアウェイでの1stレグを5-0で勝利したユナイテッドは、1トップにはイガロを配置した[4-2-3-1]の布陣を採用。2列目は右からマタ、リンガード、ダニエル・ジェームズと並べ、マクトミネイとフレッジがダブルボランチで起用された。

立ち上がりはリンツが高い位置から積極的にプレスを仕掛けてユナイテッドのビルドアップを封じる。すると10分、ユナイテッドはピンチを迎える。右CKがゴール前の味方に当たると、浮き球をアンドラーデがヘディングシュート。これがクロスバーを直撃した。

その後もハイプレスに苦戦するユナイテッドは、30分に左CKからマグワイアがヘディングシュート。さらに33分には、リンガードのパスで抜け出したイガロがボックス内に侵入したが、守備に戻ったレナーのタックルに阻まれてシュートは打たせてもらえず、前半は枠内シュート0本で終了した。

迎えた後半、ユナイテッドは早い時間に失点を許す。55分、左CKのセカンドボールをボックス手前のヴイージンガーダイレクトで合わせられると、狙いすましたシュートがゴール右上に突き刺さった。

先制を許したユナイテッドだったが、すぐに反撃に転じる。すると57分、センターライン付近でパスを受けたマタがダイレクトで相手DFの裏にロングボールを供給。抜け出したリンガードがボックス内まで切り込むと、相手GKとの一対一を冷静に決めて、ユナイテッドが同点に追いついた。

その後は互いに選手交代を行っていく中で膠着した時間が続く。そんな中、ユナイテッドは88分、マタとのパス交換で中央からボックス内に侵入したマルシャルがシュート。GKシュラーガーがこのシュートに触れるも弾ききれずにゴール左隅に吸い込まれた。

結局、これが決勝点となり、ユナイテッドが逆転勝利。2戦合計7-1でリンツを下したユナイテッドが、コペンハーゲンの待つベスト8へ駒を進めた。

サムネイル画像