9月18日より公開される、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』の制作の舞台裏を完全網羅した公式完全読本「メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場」が、映画公開日と同日に発売されることが決定した。併せて、156ページ(フルカラー)にも及ぶ同書の中身の一部が急遽公開された。

【写真】映画『TENET テネット』メイキング本のビジュアルや場面写真

 本作は、映画『ダークナイト』シリーズや『インセプション』『ダンケルク』などで斬新な映像表現を生み出してきたノーラン監督が、2014年公開の映画『インターステラー』以来のオリジナル脚本で描くタイムサスペンス。ノーラン作品史上最高額となる約2億ドル(日本円で約211億円)以上の製作費を投じ、世界7ヵ国でIMAXカメラで撮影された究極の映像からなる、ノーラン作品の集大成と呼ぶに相応しい作品となっている。

 IMAX社CEOのリチャード・ゲルフォンドは、本作について「映画に入り込む体験がこんなに素晴らしいものだということを忘れていました。『TENET テネット』は本当に美しく、素晴らしい映画だと、ポストプロダクションに参加した多くのスタッフから聞いています」とその出来を絶賛するコメントを寄せている。

 リアリティの追及への並々ならぬ情熱から、VFXの使用を最低限にとどめ、実写での撮影にこだわり続けるノーラン監督。本作では、未来へ進む者と時間を逆行する者が交錯するアクションをはじめ、常識を吹き飛ばすような空前の映像が展開していく。

 『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』は、そんな未知の映像がいかにして生み出されたのかを知ることができるメイキングブック。ノーラン監督、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術監督のネイサン・クローリーによる詳細な解説と、膨大なメイキング写真によって解き明かされる。

 本書にはそのほか、人物設定に基づいた緻密な衣裳デザインや、世界中のロケ地についての解説、動きを図解した設計図など、鑑賞後に残った謎を解決する手がかりになりそうな情報が満載。ノーラン監督がどんな独創的なヴィジョンを抱いて『TENET テネット』に取り組んでいたのか、鬼才の頭の中をのぞき見することができるようなファン必携の1冊となっている。

 映画『TENET テネット』は9月18日公開。公式完全読本『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』は玄光社より9月18日発売。価格は6000円(税別)。

映画『TENET テネット』ポスタービジュアル (C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved