3月から公開延期となっていた、ディズニーピクサー作品『2分の1の魔法』が、8月21日(金)に全国公開される。この度、字幕版で主人公イアン役を演じたトム・ホランドと、兄バーリー役のクリス・プラットが、ふたりでアフレコを行う姿と、キャスト陣が本作の“感動の秘密”を語る特別映像が公開された。

2分の1の魔法』は、最新作にしてピクサー映画史上もっとも意外なラストに感動すると呼び声も高いファンタジードラマ。スパイダーマン役として活躍する若手俳優ホランド、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでスター・ロードを演じているプラットと、マーベル・スタジオの映画作品でもおなじみのふたりが兄弟の声を演じているのも話題となっている。

開された映像には、普段から仲良しだというホランドとプラットの、大爆笑も見られるアフレコ映像に加え、優しく勇敢な母親・ローレル役のジュリア・ルイス=ドレイファス、伝説の生物マンティコア役のオクタヴィアスペンサー、そしてダン・スキャンロン監督ら、キャスト&スタッフ陣が登場し、本作の“感動の秘密”を語っている。

本作は、スキャンロン監督が自身の父親を亡くした経験を基に描かれている。彼は幼い頃、自分は父親に似ているのだろうか? 一体父親はどんな人だったのだろうか?と父親への想いを巡らせていたが、自分と同じように“大切な人を失った経験”は誰もが共感できるはずだと、映画として描くことにしたと語っている。

スキャンロン監督は「(ピクサー映画は)実体験を基にした作品が多い。僕は1歳で父を亡くした。イアンと同じように母や兄が全力で支えてくれた。制作が進むにつれてスタッフみんなの物語になっていった。きっと見る人全員が“自分の物語”だと感じてくれると思う」と語り、誰もが共感できる作品だと自信を見せる。

プラットは本作について「とても感動的な物語」だと語り、「本物の絆だから心に響く」と、本作の魅力に言及。そしてマンティコア役を演じたアカデミー賞女優のオクタヴィアスペンサーは「心をゆさぶるストーリーね。ピクサーの映画は感情移入できるキャラクター作りが最高」と語っている。

そして日本語版では、声優はイアン役を志尊淳バーリー役を城田優という、字幕版に負けない仲良しコンビが務め、“兄弟の絆”を描きあげる。

また、公開延期にともない販売が一時中止となっていた本作のムビチケが、8月7日(金)より再販売されることが決定した。

2分の1の魔法
8月21日(金)全国公開

『2分の1の魔法』