中国のポータルサイト・百度に3日、「もし日本が再び中国に攻め込んできたら、どうなるか」とする記事が掲載された。

 記事は、中国近代史における最大の災難として日本との戦争を挙げ「満州事変に端を発し実に14年という持久戦の末、わが国が大きな代償と引き換えに勝利を手に入れた」と紹介。戦争が長引いた理由について当時の中国が落ちぶれた農業国で、軍事力において日本との差に大きな差があったからだとし、それゆえに多大な人命が奪われ、経済損失を被ることになったのだとした。

 その上で、近年急速に軍備強化を図り、かつてからは想像できないほどの軍事大国に成長した中国に、現在日本が再び攻め込んできた場合結果はどうなるだろうかと疑問を提起した。

 そして、この問題についてロシアのある専門家が「1時間もしないうちに日本が壊滅する」との見解を示したことを紹介。その理由として「日本は資源に乏しい国であり、どんなに発展しても限界がある」としたほか、敗戦により軍事的に厳しい制裁を受けたこと、そして、平和憲法の制約により、日本が現状では戦略的な殺傷兵器を持てないこと、さらに、現在の中国軍自衛隊の規模を見ても大きな差があることなどを挙げたとしている。

 また、中国の軍需工業は今や世界でも一流レベルであり、第5世代戦闘機を自ら開発できるのに対し、日本は米国から購入することで戦力を賄っているとしたほか、中国はすでに2隻の空母を就役させ、強襲揚陸艦も次々と建造中である上、ミサイルによって日本本土の工業施設をあっという間に壊滅させることも容易であると説明したことを伝えた。

 記事は最後に「実のところ、日本の実力はもはやわが国の相手には到底なり得ないのだ。もし日本が自らの力量を把握しかねてわが国に挑んでくれば、長年かけて築いてきた日本経済も一瞬で壊滅することになるのだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

今、日本が中国に攻め込んだらどういう結末が待っているのか=中国メディア