任天堂8月6日(木)、2020年度の第1四半期(2020年4月1日から同年6月30日)における連結決算を発表し、Nintendo Switch用ソフトあつまれ どうぶつの森の累計販売本数が2000万本を超える2240万本を記録したことが明らかとなった。

(画像は株主・投資家向け情報「2020年度 第81期(2021年3月期)第1四半期決算発表 決算説明資料」より)

 任天堂公式サイト内にて公開している決算説明資料によれば、売上高は前年同期(2019年4月1日~同年6月30日)の1721億円と比べて108.1%増の3581億円を記録したほか、営業利益は前年同期の274億円から427.7%増の1447億円、経常利益は前年同期の222億円から576.2%増の1503億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の166億円から541.3%増の1064億円となった。

 ゲーム専⽤機ビジネスの売上⾼については前年同期の1616億円から113.2%増の3445億円を記録し、Nintendo Switch本体や周辺機器、各種ゲームソフトの販売が好調に推移した。また、モバイルおよびIP関連収⼊などによる売り上げについては、主にスマートフォン向けの課⾦収⼊が前年同期の100億円から32.7%増の132億円を記録している。

 Nintendo SwitchおよびNintendo Switch Liteの販売台数については前年同期の213万台から166.6%増の568万台(うちNintendo Switch 305万台、Nintendo Switch Lite 262万台)を記録したほか、ゲームソフトの販売本数は前年同期の2262万本から123.0%増の5043万本となった。

 ゲームソフトの内訳としては、2020年3月20日に発売された『あつまれ どうぶつの森』が1063万本を売り上げたほか、5月29日に発売されたゼノブレイド ディフィニティブ・エディション132万本、6月5日発売の世界のアソビ大全51は103万本を販売している。

(画像は株主・投資家向け情報「2020年度 第81期(2021年3月期)第1四半期決算発表 決算説明資料」より)
(画像は株主・投資家向け情報「2020年度 第81期(2021年3月期)第1四半期決算発表 決算説明資料」より)

 また、前期までに発売された定番タイトルやソフトメーカー(任天堂ではない他社)のタイトルも販売数を伸ばし、2020年度の第1四半期にて100万本以上を販売したミリオンセラー作品は、ソフトメーカータイトルを含めて9本となった。

 なお、新型コロナウイルス感染症COVID-19)の影響については、Nintendo Switch本体などの製造に必要な部品の調達に関する問題が解決され、「おおむね生産状況は回復した」と説明。ただし、「今後再び感染が拡大した場合には生産などに支障をきたす」可能性も語られている。

 このほかの情報について関心があれば、実際の決算説明資料をチェックしておくとよいだろう。

ライター/ヨシムネ

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ライター
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。