サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ジェノアデンマーク代表MFラッセ・シェーネがアヤックス時代に決めたフリーキックだ。


セントラルMFを本職とするシェーネは、2012年からアヤックスに7年間在籍。正確なキックを武器に、アヤックスでは公式戦286試合に出場して64ゴール52アシストを記録。

昨季はアヤックスチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に大きく貢献したが、中でも2019年3月5日に行われたCL決勝トーナメント1回戦2ndレグのレアル・マドリー戦でのFKは大きかった。

1stレグを1-2で落としたアヤックスは2点差以上での勝利が絶対条件の中、シェーネは3-1で迎えた後半27分、左サイドで得たFKから意表を突いて直接ゴールを狙うと、ボールはGKティボー・クルトワの頭上を越えてネットに吸い込まれ、試合を決定づける4点目となった。

スーパーゴールのようにも見えたが、どうやら本人は直接ゴールに入れることは考えていなかったようだ。試合後のインタビューに答えたシェーネは、「得点する意思はあった?」との問いに正直に答えている。

「なかったよ、このことについて嘘はつけない。GKがニアにいるのが見えた。ファーサイドに蹴りたかったんだ」

サムネイル画像