南アフリカヨハネスブルグ南部にある国内最大のタウンシップ「ソウェト(Soweto)」で、共同墓地に生き埋めにされていた男を警察が救出した。ソーシャルメディアに投稿された動画には、腰まで埋められて自力で這い出せず、どうしようもないといった様子の男が映っている。丸2日間も埋められていたこの男の様子が話題になり、『TimesLIVE』など複数のメディアが伝えた。

ハウテン州警察は8月4日午前11時ごろ、警備員から「腰まで埋まっている男がいる」との通報を受けて共同墓地「Avalon Cemetery」へと向かった。動画には、赤土の中に腰まで埋まっている男がいる。多少自分で掘り返したらしいが、しっかり埋められたようでまったく抜け出せない。野次馬から何があったのかと尋ねられているが、男はただ救いを求めている。警察によると、埋められた31歳の男は地元住民らに暴行を受けた後、下半身を埋められたとのことだ。男は8月1日に埋められ、4日に無事救出されたのだが、男の足は靴ひもで縛られていた。

動画が投稿された『STAY SAFE RSA』のツイッターには、男は棺を盗もうと地面を掘り起こしていたところを住民に見つかり、暴行を受けて埋められたとある。この投稿には「棺も再利用しなければならないほど不足しているのか」、「棺を盗もうとしたのか、棺の中にあるものを盗もうとしたのか」といった声や、「警察の犯罪現場用テープを生きている人に使っているのを見たのは初めてだ」といったコメントまで見受けられた。

警察は、男が埋められるまでの経緯はまだ不明であると発表している。

画像は『STAY SAFE RSA 2020年8月4日付Twitter「He was trying to dig out and steal a Coffin」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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