イギリスに住む男性が恋人にプロポーズするために約100本のキャンドルを点火し、部屋をロマンティックに飾りつけた。しかし恋人を呼びに行っている間に火が燃え移り、部屋が全焼してしまったという。『Metro』『Mirror』などが伝えている。

英サウス・ヨークシャー州シェフィールドに住むアルバートエンドリューさん(Albert Ndreu、26)は恋人のヴァレリア・マデヴィックさん(Valerija Madevic)にプロポーズしようと決意し、人生初となるプロポーズの準備を始めた。

アルバートさんは「彼女にとって特別な日にしたい」と思い、2週間かけて念入りにプロポーズの準備を行った。約100本のキャンドルと約60個の風船を部屋中に飾り、キャンドルを使って「MARRY ME?」という文字を作り完璧な部屋を作り上げた。

プロポーズ当日の今月3日、アルバートさんはすべてのキャンドルに火をつけて準備を整えると、仕事終わりのヴァレリアさんを迎えに出かけた。

しばらくしてアルバートさんとヴァレリアさんが一緒に戻ってくると、自宅のドアから黒い煙が立ち込め消防車のサイレンが鳴り響いていたという。

アルバートさんは当時の心境を「初めてのプロポーズでとても緊張していました。失敗してしまうかもと心配していたけれど、まさか家を燃やしてしまうなんて思いもしませんでした」と明かしている。

ヴァレリアさんは自身の仕事場にアルバートさんが花束を持って迎えに来た時のことを、「変なことをして何か壊してしまったから謝りに来たのかと思っていました。まさか家が燃えているとは思わなかったです」と驚きながら話しており、自宅で黒い煙を見たときは事態の深刻さにショックを受けたという。

しかしヴァレリアさんが驚いたのはこれだけではない。燃えている自宅から離れようと階段を降りると、そこには片膝をつき指輪を差し出すアルバートさんの姿があったのだ。ヴァレリアさんは「驚きすぎて声も出ませんでした。彼に『めちゃくちゃになってしまったけど、結婚してくれるかい?』と聞かれたので『はい』と答えました」とプロポーズの顛末を明かした。

なんとかプロポーズは成功したものの家を失ってしまった2人は現在、アルバートさんのいとこの家に住んでいる。燃えてしまった部屋は1か月前に引っ越したばかりで、火災保険についての情報を確認している最中とのことだ。また幸いにもこの火事によるケガ人はおらず、ノートパソコンスピーカー、複数の本だけが燃えてしまったという。

ヴァレリアさんは「間違いなく人生で一番素敵な日になったわ。家は替えが利くけれど、私達の愛に代わるものなんてないわ」とコメントしている。

画像は『Metro 2020年8月6日付「Boyfriend writes ‘marry me’ with candles for romantic proposal, accidentally burns the flat down」(Picture: Lee McLean / SWNS)』『7NEWS 2020年8月7日付「Fiance spelled out ‘Marry Me?’ in candles for his girlfriendwhich then burned down their flat」(Credit: Albert Ndreu / SWNS/Albert Ndreu / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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