王者リバプールからDFアーノルド、2位シティはMFデ・ブライネ

 日本代表MF南野拓実の所属するリバプールが30年ぶりに優勝を果たした今季のプレミアリーグ。英メディア「フットボール365」は各クラブの年間最優秀選手を発表している。

 まず、王者リバプールから選ばれたのはイングランド代表DFトレントアレクサンダーアーノルドだ。記事では、同選手の右足やスピードに加え、フリーキックを絶賛。「プレッシャーの下で生き生きし、ほぼ毎試合で新たなクオリティを見せてきたように思える。彼の成長は、元々の才能と同じくらい恐るべきものだった」と綴っている。

 2位で昨年王者マンチェスター・シティでは、ベルギー代表MFケビンデ・ブライネが選出された。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で世界的なプレーメーカーへと成長を遂げた同選手は、昨季は怪我の影響で公式戦32試合の出場にとどまったが、今季は元フランス代表FWティエリ・アンリが記録したシーズン20アシストのプレミア記録に並ぶ活躍を見せた。

 記事では「パーフェクトなプレミアリーグのMFを作りたいのならデ・ブライネ。常に俊足で、素晴らしいビジョンとサッカーに対する姿勢を持ち合わせ、パワフルで競争力が高く、タッチも完璧。パスやシュートでの距離と正確さも並外れている」と絶賛されている。

 マンチェスター・ユナイテッドからは、1月からの途中加入ながら圧倒的な存在感を見せたポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスではなく、公式戦22ゴール10アシストでユナイテッドの3位フィニッシュに貢献したイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード。4位チェルシーでは、クロアチア代表MFマテオ・コバチッチが選ばれ、「バイエルン・ミュンヘン時代のベストからはるかに遠いものの、今季のチェルシーで最も安定し、効果的だった」と評されている。

 アーセナルで今季29ゴールを挙げ、FAカップ優勝にも貢献したガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンも選出。記事は、「アーセナルで2番手の選手を選ぶのは難しいが、トップの選手を選ぶのは簡単」とオーバメヤン一択だったことを明かしている。(Football ZONE web編集部)

(左から)ラッシュフォード、デ・ブライネ、アーノルド、ケイン、オーバメヤン【写真:Getty Images