日常の違和感がテーマのコメディー番組「ん」(夜10:45-11:15、NHK総合)が8月12日(水)に放送される。

【写真を見る】ん子(松本穂香)と話の内容が薄いペラ先輩(黒羽麻璃央)

家族や友達、職場での何気ないやりとりや、日々のニュースの中で感じる違和感=「ん」にスポットを当てる同番組。

松本穂香演じる生真面目な性格で、ささいなやりとりの中にも「ん」という違和感を抱いてしまうWEB編集プロダクションに勤める主人公“ん子”が、会社の同僚や上司、恋人に「ん」と感じてしまう様子を描く。

さらに、ドラマで描いた「ん」な場面を振り返り、ドラマ出演者本人たちが「こんなリアクションで返せばよかったのでは?」「こういう言い方する人が実は私の周りでも…」など、自由にトークを展開。

松本の他、麒麟・川島明ハライチ岩井勇気、黒羽麻璃央、松田るか、池岡亮介、蛙亭・岩倉美里らが出演する。

WEBサイト「ザテレビジョン」では同番組を事前に視聴し、オリジナルレビューで番組の魅力を伝える。

■ 日常に潜む「ん」な場面が続々!

ドラマ「ん」の主人公である松本さん演じる“ん子”は、ささいなことでも「ん」を感じてしまうタイプ。

例えば、会社の同僚・ナチュミ(松田)とのシーン。ナチュミは、ん子に「金曜の夜って時間ある?」と問い掛けるが、用件を言わずにスケジュールを確認してくるナチュミに対し、ん子は「ん」を感じてしまう。

「面倒な案件かもしれないし、すてきなお誘いかもしれない」と返答に悩むん子が描かれ、これには思わず「あるある!」とうなずいた。

また、いつもはシュッとしているが、ふとした瞬間に「ん」を感じさせるん子の上司・シュッとさん(川島)から、業務に関し「返信不要」と書かれたメールが届き、ん子は戸惑う。

「返信不要」には、相手に手間を取らせないための配慮の意味が含まれているだろうが、特に上司であるなら返事をしないままにするのはなんとなく落ち着かない…。これまた「分かる!」と共感してしまう。

他にも、「ん」と感じる出来事に次々と遭遇し、“気を遣えない人たち”と働くことにん子は疲れ果ててしまう。

そんな中、いつも何を考えているのか分からない先輩・謎さん(岩井)は、「みんななりに気を遣っているんじゃないのかな…」と同僚たちの良い面を挙げていく。

そして、「みんな自分なりの“ものさし”を持って懸命に生きている」「いろいろな人がいるから世の中面白いんじゃないかな」と語り掛けられ、ん子は肩の荷が下りたのではないだろうか。「これからは皆の良いところを見ていこう」と決心する。

■ 出演者陣が感じる「ん」な出来事を発表

さらに、ドラマの合間合間で繰り広げられるトークでは、松本さんはじめドラマ出演者たちが日常で「ん」と思う出来事を語る。

松田さんは、“(ラーメンなどの)麺を途中で切って器に戻す人”に「ん」を感じるのだそう。

番組で紹介するやりとりの中に、「こういうことある!」と共感するのか、はたまたスルーするのか。また、「こういう感じ方をする人もいるのか。自分も気を付けよう」という新たな気づきにもなるかもしれない。

自分の感覚と照らし合わせながら、ドラマ、トーク共にお楽しみいただきたい。(ザテレビジョン

松本穂香演じる主人公“ん子”は、ささいなことでも「ん」と違和感を抱く