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(写真:Shutterstock/アフロ

英国オックスフォードシャーで撮影中の映画『ミッション:インポッシブル7』(原題)。11日、大掛かりなバイクスタントを行った際に大規模な火災が起き、撮影は中止に追い込まれた。

英Sun紙によると、事故を起こしたスタントは、200万ポンド(約2億8千万円)の巨費を投じ、6週間もかけて準備されてきた本作の目玉とも言えるシーンだった。

スタントマンは高く組み上げられたスロープをバイクで疾走。ワイヤーに吊られた状態で空中へ勢いよく飛び出し、大型のクッションが敷き詰められた段ボール製のベッドへ無事着地した。しかし、スタントマンの近くに落下したバイクのタイヤの摩擦で散った火花が段ボールに引火し、勢いよく炎上。5台の消防車が急行し、おびただしい煙が発生したことで近くの飛行場は閉鎖せざるを得ない状況となった。

幸いにも負傷者は出なかったが、主演のトム・クルーズはひどく立腹しているという。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影には既に4カ月の遅れが出ている。今回の事故でさらに進行に遅延が生じると、来年7月の公開予定日をやむを得ず後ろ倒しにすることになるかもしれない。これ以上制作を遅らせたくないクルーズは苛立ちをあらわにしていると関係者は同紙に語っている。