石原さとみが主演を務める「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師処方箋」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の第5話が8月13日(木)に放送された。

【写真を見る】スピンオフドラマ「アンサング・シンデレラ ANOTHER STORY 新人薬剤師 相原くるみ」が配信決定!

末期がんの患者・太一(伊武雅刀)の薬剤担当になったくるみ(西野七瀬)が、患者の最期を看取るシーンが描かれ、視聴者の涙を誘った。くるみを主人公にしたスピンオフドラマの配信も決定している。(以下、ネタばれが含まれます)

■ 新人薬剤師くるみが患者の死を初めて経験する

今作は、萬津総合病院薬剤部に勤務する薬剤師・葵みどり(石原さとみ)が主人公。「月刊コミックゼノン」で連載中の「アンサングシンデレラ 病院薬剤師みどり」(荒井ママレ/医療原案:富野浩充)が原作の医療ドラマで、患者の命と向き合う薬剤師たちの姿には「毎回、涙してしまう」「明日からの仕事も頑張ろうと思わせる作品」といった視聴者からの声も多い。

第5話で描かれたのは、みどり行きつけの中華料理店「娘娘亭」の店主・辰川秀三(迫田孝也)の父・太一と家族の物語。

末期がんである太一と、残された時間を過ごす孫娘の樹里(久保田紗友)の姿に、新人・薬剤師くるみ(西野)が感銘を受け、がん薬剤療法認定薬剤師の資格に興味を示した。太一の担当をさせてほしいと挙手したくるみを、販田(真矢ミキ)はまだ早いと不安視したが、みどりが了承。しかし、医師や薬剤師の力は及ばず容態が急変した太一は天国へと旅立ってしまった。

■ 医療従事者に感謝する声が高まる作品

これまで、“腰かけ薬剤師”といったスタンスだったくるみが初めて見せた、仕事へのやりがい。その輝く表情が太一の逝去で一変した。

患者の死を経験し、先輩・みどりに「すみません…」と声を震わせて頭を下げたくるみの目には大粒の涙があった。みどりもまた、薬剤室の一角にひとりこもり、悲しい別れに号泣したのである。

命と向き合う現場で、普段から優しい笑顔を見せて働く人々の悲しく切ない涙のシーンには、もらい泣きした視聴者も。Twitterには「くるみちゃん成長したね」「アンサング・シンデレラ見て目が腫れた」「医療従事者の方々に対してはありがとうしかない」「色々な思いが重なり…今日はおじいちゃんを思って泣きました」などといった感想が寄せられた。

くるみの活躍はスピンオフドラマでも!

今話で奮闘したくるみを主人公にしたスピンオフドラマ「アンサング・シンデレラ ANOTHER STORY ~新人薬剤師 相原くるみ~」が8月27日(木)より、FODにて独占配信されることも決定している。薬剤師としてより一層、成長した姿が見られそうだ。

次週、第6話は8月20日(木)に放送。みどり小野塚(成田凌)も誘い、くるみたちと区民センターで高齢者を対象とした服薬指導教室を行う。指導を終えたみどりたちが廊下に出ると、目の前で高齢の女性、早苗(高林由紀子)が倒れた。

早苗は体調不良の原因が分からず入院することに。早苗は飲んでいる薬はないと話すが、七尾(池田鉄洋)は早苗が多剤耐性菌の保菌者ではないかと疑う。みどりは早苗が本当に服薬していなかったかを調べることにする。(ザテレビジョン

「アンサング・シンデレラ」第5話より