温暖化の影響か、近年猛威を振るい続けている台風。台風後に被害があるかどうかは、家がどれだけ丈夫なままで保たれているかによって変わります。あなたの家は大丈夫なのか?

 そこで今回『あなたの持ち家が危ない』(アスコム刊)を発刊した一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会理事でウィズリフォーム代表の山下隆盛氏に、台風で被害を受けやすい、ボロボロな家のチェックポイントを聞いてみました。

◆台風、いつ来るかわからない地震…あなたの家は大丈夫

 台風によって被害を受けるかどうかは、家がいかに丈夫なままで保たれているかどうかによって随分と変わってきます。たとえば昨年の「房総半島台風」では、屋根が吹き飛ぶなど、屋根材の被害が目立ちましたが、大きな被害があった家の屋根のほとんどは、2001年に業界団体連合会が発行した瓦屋根標準設計・施工ガイドラインに準拠していなかったといわれています。

 また、台風だけでなく、いつ起こるかわからない地震。ボロボロだと大きな被害が免れません。まずはあなたの家が今、どういう状況かをしっかりと把握し、問題があればメンテナンスをする必要があります。

 まずは、自分で以下の要素がないかチェックをしてみてください。

◆家の状態は大丈夫? 自己診断リスト

・家の中がしけった臭いがする
・家の中がときどきカビ臭い
・壁紙や天井に雨漏りのようなシミやカビがある
・実際に雨漏りがある
・屋根や外壁にはがれやひび割れなどがある


 屋根のはがれやひびを確認するには、屋根が見える場所から双眼鏡で覗くか、2階の窓から確認すること、1階部分に屋根(下屋根)がある場合は、その状況も1つの目安になります。

 どれか1つでも当てはまっていると要注意です。今すぐ、信頼できる専門工事会社に診断やメンテナンスを頼んでみるとよいでしょう。もう一つ、2005年までに建てた外壁がサイディング(パネル状のボードを張って外壁を仕上げる工法)の家でなおかつ

・塗り替えても2、3年で塗装がはがれる
・塗膜(塗装した面)が浮き上がっている
・サイディング自体が膨れている
・土台水切りと外壁の間に定規を入れて、18mm未満しか入らない


 これも、どれか1つ当てはまっていると「直張り工法」という家が傷みやすい工法で作られている可能性が高いです。 外壁、屋根専門のリフォーム会社に診断を頼むのがいいでしょう。

◆家の健康診断を受ければ安心度UP

 万全を期すのであれば、インスペクションという家の健康診断を受けましょう。インスペクションとは、住宅の基礎や外壁のひび割れ、天井の雨漏りなどの劣化・不具合が発生していないかを調べる「建物状況調査」です。「住宅診断」や「インスペクション」という単語をネットで検索してみてください。

 築20年未満であれば、「一次的なインスペクション」というもので大丈夫です。築20年以上経っていれば、より内部までしっかりと診断する「二次的なインスペクション」というものを受けてください。

 せっかく高いお金をかけて買った家を台無しにしないためにも、ぜひこの時期、家の状態をチェックしてみてください。<取材/日刊SPA!取材班>

深刻な台風による家屋の被害。あなたの家は大丈夫?(イメージ写真)