サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、マンチェスター・シティイングランド代表FWラヒーム・スターリングが決めたハットトリックだ。



マンチェスター・シティ指揮官ジョゼップ・グアルディオラ監督から絶大な信頼を寄せられ、欠かせぬ戦力となっているスターリング。今季もすでに公式戦51試合に出場し31ゴール9アシストを決めている。

中でも2019年10月22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグアタランタ戦では3ゴール2アシストと大活躍だった。

28分にアタランタに先制を許したシティだったが、ここから怒涛の反撃が始まる。

FWセルヒオ・アグエロの2ゴールで逆転に成功すると、55分、右サイドのスペースをMFケビンデ・ブライネが突くと、MFフィル・フォーデンと繋いで最後はゴール前でフリーのスターリングが蹴り込んだ。

さらに64分、MFイルカイ・ギュンドアンのスルーパスでボックス左に侵入したスターリングがDFをかわしてシュートを決め、4-1とした。

畳み掛けるシティは続く69分、右サイドからMFリヤド・マフレズが左足で上げたクロスにスターリングが合わせて5点目。

瞬く間のスターリングハットトリックで、シティが勝利を決定づけた。

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