コロナ禍の中、数々の不適切な言動でバッシングを浴びているタレントの石田純一が、突拍子もない発言をしていたことが明らかになった。

 8月18日発売の「週刊女性」によると、石田のその発言が飛び出したのは7月29日夜。石田は「ある組織が、俺のことをイジメてるんです。コロナは“こじつけ”で、俺を社会的に抹殺してやろうということなんですよ」と記者に対し語ったのだという。

 石田はいったい何の組織に抹殺されようとしているというのか?

「俺は苦しいんですよ。その組織というか団体は、俺のことを殺そうと思っている。俺が出ている番組とか、俺のスポンサーに毎日たくさん電話をかけてくるんです。組織ぐるみで」と石田は自身が狙われていることをアピールし、「こんな話は信じられないかもしれないけど、それ以外にないと思います」と自身の考えを語り、記者に対し再三、団体について取材し、記事にするよう迫っているのだ。

「記事の発言を読むだけでは、石田さんの真意が分からず困惑してしまいます。石田さんは4月に体調不良を押して沖縄に行き、ゴルフを楽しんだ。その後コロナ感染がわかり、石田さんはそれ以降バッシングに遭い、何かするたびに叩かれてしまっています。レギュラー番組『石田純一のサンデーゴルフ』(テレビ東京)も6月いっぱいで降板の憂き目に遭った。石田さんはそうした自身に降りかかった災難について、“何者かが悪意をもって自分を陥れようとしている”と考えているようです」(芸能ライター)

 今回の発言の前後を時系列にまとめてみる。ゴルフ&お持ち帰り旅行を報じられた福岡出張は7月19~23日。情報をキャッチした「週刊女性」の直撃を受けたのは29日。そこで石田は弁明を行い(8月4日発売号)、併せて“抹殺”について語ったようである。31日には「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)の取材に対し、ネット上のエゲつない批判に「死にたくなる」と胸中を明かし、8月6日放送のラジオ番組「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送)では、4日発売の「週刊女性」の記事について「非常に間違っていることが多い。想像して書かれたもの」「ハメられたっぽい感じ」と語り、翌週13日の放送でも「“絵”を描いた人の証拠もあります。ここまでくると悪質ですね」と述べるなど、“石田バッシング”のウラに彼を陥れようとする“何者か”の存在を示唆しているのである。

 政治家でもなく、影響力のあるコメンテーターとも言えない一タレントの石田を陥れようとする団体や組織が果たして現実的にあり得るのか。疑問は残るが、もし石田の言うことが事実なら、まずは警察に相談するのが適切だろう。石田は「警察に行く前に、知人のネット企業に追いかけてもらっている」と週刊女性の記者に話しているようだが…。

 こうした石田の一連の発言に、ネットでも「石田さん大丈夫か?心配だ、色んな意味で」「ちょっと何を言ってるのかわからない」「バッシングが酷すぎて幻覚でも見てるのか?」「石田さんもういいよ。何か言うたびにイメージ悪くなっていく」といった反応が起きてしまっている。

「4月の沖縄旅行の一件から始まり、バッシングが止まらなくなった現状に、石田さんが誰かのせいにしたいと思う気持ちは理解できなくもない。関わる番組やスポンサー宛にある程度のクレームが来ているのも事実でしょう。人のいい石田さんからすれば、善良な個人が同時多発的に悪意をむき出しにされることが考えられず、何かの目的をもった団体の組織的な行動に映ったのかもしれませんが、元はといえば石田さんの“身から出た錆”なんですけどね」(前出・芸能ライター)

 “謎の組織”は果たして実在するのか。それとも石田の脳内で作られた被害妄想なのか?謎は深まるばかりである。

(石見剣)

アサジョ