アイティフォーは8月19日、ハム・ソーセージなどの加工品や食肉類の製造と販売などを営む米久から、ECサイト構築パッケージ「ITFOReC」を受注したと発表した。

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 伊藤ハム米久ホールディングスに属する米久は、ハム・ソーセージなどの加工品や食肉類の販売を、通販会員向けにカタログ通販を中心に展開している。同社では、全国から届く大量のカタログ通販の注文情報はスタッフがシステムに手入力する必要があった。また、同社が運営する通販会員向けECサイトとのシステム連携がなされておらず、手動で情報を連携するなど、業務上大きな作業負荷となっていた。

 同社はシステム刷新の検討を開始し、アイティフォーのITFOReCであれば、両方のシステムを一つのシステムに統合しトータルにサポートが可能なことや将来性のあるウェブ技術をベースにしたシステムであること、アイティフォーの導入実績などを評価し、同パッケージの採用を決定した。

 今回、同社はITFOReCでシステムを刷新。通販会員向けのカタログ通販システムとECシステムを統合し、顧客からの注文情報を一元化する。大量のカタログ通販からの注文管理は、ECシステムの処理機能を使って実現する。注文情報は、同システム内に専用受注入力画面を新設。その際、従来システムと同じユーザーインターフェースにすることで、スタッフの作業効率化を図る。

 同時に刷新する通販会員向けECサイトは、ITFOReCの基本機能で従来機能を網羅するだけでなく、「ギフト機能」などの機能強化を実現する。ITFOReCのギフト機能は複数届け先ギフトの購入にも対応しており、送り主や送り先の個別設定などが簡単に行うことができる。

 今回のリニューアルにより、複数システム運用による業務負担や運用コストを軽減する。また、ECサイトのユーザビリティを向上することで、カタログ利用者にECサイト利用の促進が可能となる。これによって、注文情報の手入力作業の軽減も期待できる。