サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回はマンチェスター・ユナイテッドフランス代表MFポール・ポグバユベントス時代に決めたゴールだ。



フランスで若くしてその才能を見出されたポグバは、2009年にユナイテッドの下部組織に入団。着実に成長を重ねたが、2012年に出場機会を求めてユベントスへ加入した。

ユベントスでは大車輪の活躍を見せ、一躍世界トップクラスの選手となったポグバは、2016年夏、当時の移籍市場最高額でユナイテッドに復帰することとなるが、ユベントス時代の2013年11月10日に行われたセリエA第12節、ナポリ戦では、ファーストタッチのミスを上手く活かした圧巻のゴールを決めている。

2-0とホームのユベントスがリードして迎えた80分、中央突破からチャンスを作る。

MFアルトゥーロ・ビダルが敵陣中央でボールを持つと、相手ディフェンスラインとMFの間でフリーになっていたポグバにパスを出す。これを受けたポグバだが、ファーストタッチが乱れ、ボールは足元から真上に高く上がってしまう。

しかしポグバはこれを逆に利用してそのまま豪快なボレーシュート。鋭い弾道のシュートはゴール右サイドに突き刺さり、ダメ押しの3点目を決めてみせた。

一見わざとボールを上げたようにも見えるこのトラップだが、試合後のインタビューでは、ファーストタッチはミスだったと潔く認めている。

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