国立科学博物館 筑波実験植物園(園長:樋口正信)では、リュウゼツラン属(アガベ)の1種が開花しました。筑波実験植物園では、今年6月にアガベ・サルミアナ・フェロクスが6.65 mの高さで開花しましたが、今回開花した株は、花茎が8 mに達する勢いで成長中です。
 リュウゼツラン属はこれまで250を超える種が報告されていますが、今回の株はどれとも一致しない謎の種です。今後の研究の結果によっては、新種になるかもしれません。
 見頃は2020年9月上旬までと予想しています。【筑波実験植物園URL:http://www.tbg.kahaku.go.jp/】

左:高さ約8 mに達する謎のリュウゼツラン 右:謎のリュウゼツランの蕾 筑波実験植物園
屋根を越えて成長する謎のリュウゼツラン  筑波実験植物園

 このリュウゼツランは、植えてから9年で初めての開花となります。花茎がのび始めて2ヶ月ほどになり、7月中旬には先端が屋根にぶつかってしまったので小さな穴をあけたところ、通りぬけてどんどん成長を続けています。8月17日現在、7.85 mになっています。


 リュウゼツラン属(アガベ)のいくつかの種は、花茎が数メートルに伸びる、めったに花が咲かない、ようやく咲くと株が枯れてしまうといった風変わりな特徴を持ちます。

国立科学博物館 筑波実験植物園
筑波実験植物園
【開館時間】9:00~16:30(入園は16:00まで)
【休 館 日】毎週月曜日(祝日・休日の場合は開園)
      祝日・休日の翌日(土曜・日曜日の場合は開園)
      年末年始(12月28日1月4日
【入 館 料】 一般・大学生 320円
      高校生(高等専門学校生含む)以下および65歳以上 無料
【所 在 地】〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1
【問い合わせ】029-851-5159(代表)
【公式サイト】http://www.tbg.kahaku.go.jp/

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