セビージャのブラジル人DFジエゴ・カルロスは、自身のバイシクルシュートでヨーロッパリーグ(EL)優勝を決めた喜びを語った。21日、スペイン紙『アス』が報じている。

 セビージャは21日、ELの決勝でインテルと対戦した。試合は前半のうちに互いが2得点ずつを奪い合う激しい攻防となると、74分、FKから空中に上がった球をセンターバックのD・カルロスがバイシクルシュート。これがベルギー代表FWロメル・ルカクに当たり、インテルゴールに吸い込まれた。このオウンゴールが決勝弾となり、セビージャは史上最多の同大会6度目の優勝を果たした。

 前半の開始早々に、ルカクを倒してPKと先制点を献上してしまったD・カルロス。それでも汚名返上となる美技で決勝弾をもたらした27歳は、ゴール後に妊娠した妻に捧げるセレブレーションを披露し、その喜びを爆発させた。負傷交代後にはベンチで涙も見せたDFラインの要は試合後、このようにコメントしている。

「すべての選手が持つもの全部を発揮し、すべてが素晴らしかった。このタイトルはみんなにとってとても重要なものだったし、クラブが僕にしてくれたことすべてにも感謝したい。本当に幸せだよ。このタイトルとゴールは、妊娠した妻のもとに持って帰るよ」

オウンゴールを誘発するバイシクル弾を決めたD・カルロス [写真]=Getty Images