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沖縄県渡嘉敷村付近と座間味村付近では、24日午後4時40分までの1時間で120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

沖縄県で猛烈な雨

沖縄本島地方には台風8号の活発な雨雲がかかっています。渡嘉敷村付近と座間味村付近ではレーダーの解析で、24日午後4時40分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒してください。

身を守るには

すでに、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨になっています。この大雨の中、土砂災害の危険のある場所にお住まいの方は、あらかじめ決めておいた避難場所へ移動するのは、かえって危険な場合もあります。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被災していますので、どうしても避難場所に移動するのが困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上に避難するか、家の中でも崖から離れた場所や2階など、少しでも安全な所へ、避難してください。
また、この大雨により、低い土地では浸水が発生する恐れもあります。一般の家屋では、浸水の深さが50センチ以上になると、床上浸水する可能性があります。また、低い土地に流れ込む水の流れは、勢いが強いので、水の深さが膝程度まで達すると、大人でも歩くのが困難になります。あらかじめ決めておいた避難場所へ無理をして移動するのではなく、高い頑丈な建物の上層階へとどまることも、避難の一つの方法です。

記録的短時間大雨情報とは

数年に一度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した時に、各地の気象台が発表します。基準は地域ごとに異なります。その地域にとって「災害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量」であることをお知らせするため発表するものです。

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