たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。



今回は、モンペリエのスイス代表GKヨナス・オムリンがグラスホッパー戦で見せたファインセーブだ。

スイス2部のクリエンスでプロキャリアをスタートさせたオムリンは、2018年に強豪バーゼルに移籍。若き守護神として2020年夏にモンペリエに移籍するまでの2シーズンで79試合に出場した。

そんなオムリンは、2018年8月4日に行われた、スイス・スーパーリーグ第3節のグラスホッパー戦では素晴らしいセーブでチームの勝利に貢献している。

前半を2-0とリードして迎えた63分、グラスホッパーがボックス手前左の絶好の位置でFKを得る。するとキッカーのMFルナー・マー・シグルヨンソンが、短い助走からファーポストに強烈なシュートを放った。ボールはゴール右上にものすごいスピードで飛んでいったが、オムリンはこれを素早い反応でアクロバティックなファインセーブ。反撃のチャンスを阻んだ。

試合はその後両者に得点が生まれたものの4-2でバーゼルが制している。

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