英国に本社を置き自動車技術に関する調査およびコンサルティングを手掛けるSBD Automotiveジャパン（名古屋市）では、フリートマネジメントソリューションのユースケース、バリューチェーンにおけるOEMの役割、乗用車と小型商用車向けFMSの類似点と相違点、パートナー締結における検討事項、欧州および米国市場に現在投入されているOEM製品の概要などについて解説したレポート「OEMによるフリートマネジメントソリューションとバリューチェーン：乗用車および小型商用車」を8月19日に発行しました。
テレマティクスベースのフリートを運営しているフリート管理者の運用上のメリットおよび潜在的な投資収益率については、既にアフターマーケット業界の事例に良く示されています。新規事業者にとって比較的参入障壁が低いこともあり、フリートマネジメントソリューション市場には多数のSAAS（サービスとしてのソフトウェア）企業が参入しています。現在、FMS事業者全体の90%以上がフリートマネージメントソリューションをサービスとして提供しているSAAS企業です。
他方、近年においては自動車OEMがライン装着コネクティビティを活用して新たにFMS市場に参入するようになってきています。FMS市場にはまず大型車両メーカーが参入し始め、その後はフリート管理者の投資によるサービス収益の拡大に伴い、このトレンドが収益シェアの獲得を狙う小型商用車や乗用車のメーカーにも広がりつつあります。
本書ではFMSバリューチェーンにおけるOEMのビジネスチャンスと課題について考察しています。
https://www.sbdautomotive.com/files/sbd/pdfs/sbdj/631IB_J.pdf
＜本書の構成＞
要旨：FMSバリューチェンの概要、 FMSがもたらすアフターマーケット収益、乗用車向けFMSの将来性、FMSバリューチェーンにおけるOEM戦略などについて解説
FMSユースケース：FMSサービスを6つのカテゴリーに分類し、各サービスの概要、成熟度、プロバイダーについて解説
セクター別のFMSニーズ：FMSソリューションプロバイダーがターゲットとする業種やサービスを分類し、それぞれの分野について解説し、プロバイダーを紹介
OEMのFMS事業のシナリオ：フリート管理者にFMSサービスを販売する5つのシナリオの詳細と各シナリオにおけるフリート管理者、FMSプロバイダー、OEMの関係について説明
パートナー選定のポイント：FMSパートナーにAPIデータを販売する場合のパートナー選定において考慮すべきポイントについて解説
FMS事業におけるOEMの取り組み：フリート管理ソリューションを特に積極的に展開しているOEMの取り組みについて紹介
アフターマーケットFMSサプライヤーの概要：フリート管理ソリューションを提供している注目すべきFMS企業とオペレーションおよび製品バリューチェーンの分析それぞれが対象とする製品カテゴリーの紹介
FMSバリューチェーン：オペレーションおよび製品バリューチェーンの分析
＜レポートの詳細＞
https://www.sbdautomotive.com/files/sbd/pdfs/sbdj/631IB_J.pdf
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E-mail: postbox@sbdautomotive.com
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【SBD Automotiveについて】
英国を本拠とする自動車技術の調査・コンサルティング会社です。1997年の創業以来、日本、欧州（英国とドイツ）、米国、中国の拠点から自動車業界に携わるクライアントをグローバルにサポートしています。
クライアントは自動車メーカー、サプライヤー、保険業界、通信業界、政府・公的機関、研究機関など自動車業界のバリューチェーン全体。調査対象エリアは欧州、北米、中国、ブラジル、インド、ロシア、東南アジアなど世界各国の市場を網羅。自動車セキュリティおよびIT、コネクテッドカー、自動運転などの分野において調査を実施、各種レポートやコンサルティングサービスを提供しています。
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