サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ラージョ・バジェカーノ所属するアルゼンチン人FWレオナルド・ウジョアがブライトン&ホーヴ・アルビオン時代に決めたハットトリックだ。


185cmの大型ストライカーであるウジョアは、2002年に母国アルゼンチンでプロデビュー後、2008年から欧州に挑戦。レスター・シティに加入する前の2013年冬から2014年夏にはブライトンで公式戦58試合26ゴールと活躍を見せ、2013年3月2日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第35節のハダースフィールド戦ではハットトリックも決めている。

20分、ブライトンは右CKから波状攻撃を仕掛け、最後は左サイド深くからMFアンドレア・オルランディがクロスを供給。中央のウジョアがニアサイドに入り、頭で叩き込んだ。

その後ブライトンは同点に追いつかれるものの、76分にはMFダビド・ロペスの右CKから再びウジョアが頭で沈める。

直後の78分には、相手のミスを見逃さずにウジョアがボールを奪うと、GKもかわしてハットトリックを達成した。

ウジョアはその後移籍したレスターで活躍を見せたものの、出場機会に恵まれず2018年冬には半年間のレンタルで再びブライトンへ加入していた。

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