どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回はナイジェリア代表FWモーゼス・サイモンナントで決めた最初のゴールだ。



育成とスカウト力に定評のあるベルギーのヘントで頭角を現したサイモンは、その爆発的な加速と圧倒的なテクニックで“ナイジェリアクリスティアーノ・ロナウド”と呼ばれる逸材だ。

ビッグクラブからの関心を集めながらも、2019年夏にナントに加入したサイモンはここまで公式戦31試合で9ゴールをマークしているが、記念すべきナント初ゴールは、2019年8月24日に行われた、リーグ・アン第3節、アミアン戦で決めたゴールだった。

1-1の同点で迎えた73分、サイモンが途中交代で試合に出場する。すると迎えた84分、味方の中央突破からボックス内でスルーパスを受けたサイモンは、鋭い加速でボールに追いつき、GKと1vs1の場面を作ると、右足アウトサイドでボールを絶妙に浮かし、コースを消しに前に出てきたGKを嘲笑うように、センス溢れるループシュートを決めてみせた。

試合は、途中出場のサイモンのゴールにより勝ち越しに成功したナントが、2-1で勝利している。

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