どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回は元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏がバルセロナで決めた最初のゴールだ。


母国アルゼンチンで、わずか15歳でプロデビューを果たしたマラドーナ氏は、“ゴールデンボーイ”と呼ばれ、一躍世界中から注目を集める存在となった。

1982年夏にバルセロナへ移籍し、欧州に上陸したマラドーナ氏。バルセロナでは夜遊びや薬物疑惑など、様々な問題に悩まされたが、在籍した2シーズンで43試合30ゴールを記録した。そんなマラドーナ氏の記念すべきバルセロナ初ゴールは、1982年9月4日に行われた、ラ・リーガ開幕節のバレンシア戦で決めたゴールだった。

バルセロナでのデビュー戦だったマラドーナは、0-0で迎えた20分にいきなり魅せる。

サイドを得意のドリブルで攻め上がったマラドーナは、味方とのワンツーで、ゴール前で再びボールを受ける。これはトラップが流れ、相手にクリアされかけるが、味方が拾ったボールが再びマラドーナの下へ向かうとすかさずシュート。ゴール左に欧州デビューゴールを決めてみせた。

デビューからわずか20分で初ゴールを決めたマラドーナ。試合には1-2で敗れたものの鮮烈なインパクトを与えた。結局マラドーナはわずか2年でバルセロナを去ることとなったが、その後移籍したナポリでは「ナポリの王様」として大活躍を果たし、現在でも神のように崇められる存在となっている。

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