ミランのGKドンナルンマ白羽の矢、ランパード監督も望む新守護神と交渉中と英報道

 今夏のトランスファーマーケットで積極補強を敢行するチェルシーが次なる候補に定めたのはACミランイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマのようだ。英メディア「フットボールインサイダー」は獲得に向けた交渉中と報じている。

 新型コロナウイルスの感染拡大による財政打撃で移籍マーケットも自粛傾向にあるなかで、存在感を放っているのが昨季プレミアリーグ4位のチェルシーだ。昨季はFIFA国際サッカー連盟)からの移籍禁止処分で補強がなかった分、ベルギー代表MFエデン・アザールレアル・マドリード)などの放出で得た資金を今夏のマーケットに回している。

 モロッコ代表FWハキム・ツィエクを皮切りに、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナー、イングランド代表DFベン・チルウェル、U-21フランス代表DFマラング・サール、ブラジル代表DFチアゴ・シウバと、最終ラインから前線まで実力者の獲得を次々に決めている。

 そのなかでフランク・ランパード監督はスペイン代表GKケパ・アリサバラガに全幅の信頼を寄せることができていないため、新たなGKの獲得も求めている。そこでクラブが白羽の矢を立てたのがACミランドンナルンマだ。イタリア代表にも定着する21歳の大器を獲得するためすでに交渉に入っているという。

 ドンナルンマの市場価値は5000万ポンド(約70億円)と伝えられている。また、ドンナルンマミランとの契約は2021年6月末までで、契約最終年を迎えている。

 プレミアリーグの王座奪還を目指すチェルシー。ゴールマウスにも指揮官待望の新戦力を加え、盤石の布陣を揃えることができるだろうか。(Football ZONE web編集部)

ACミランで活躍するGKジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】