小田急電鉄10月11日、特急ロマンスカー20000形1編成(7両)を富士急行に譲渡すると発表した。

1991年3月16日にデビューした小田急ロマンスカー20000形(愛称:RSE ※Resort Super Express)は2編成製造され、JR東海御殿場線へ乗り入れる「あさぎり号」としての運用を中心に活躍。2階建て車両(ダブルデッカー)や特別席(スーパーシート・グリーン席)の設置が特徴の車両だ。1992年には鉄道友の会から贈られる「ブルーリボン賞」を受賞している。

しかし、昨年3月15日をもって営業運転を終了。今回はその2編成のうち1編成を富士急行に譲渡するものだ。

富士急行は今後、現在運転している「フジサン特急」用の後継車両として、7両編成から3両編成に改造。2014年夏を目指し、富士急行線大月〜河口湖間を結ぶ車両として運行する計画だという。