ムロツヨシが主演を務める「親バカ青春白書」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第5話が、8月30日(日)に放送された。ムロ演じる小説家の小比賀太郎(通称“ガタロー”)が、愛娘・さくら(永野芽郁)の同級生・根来(戸塚純貴)の金を盗んだ相手に反撃。その際に吠えた「一発屋バカにすんじゃねー!」というセリフが、クリエイティブな職や夢を持つ者たちに共感の嵐を呼んだ。(以下、ネタバレが含まれます)

【写真を見る】ガタロー(ムロ)の言葉に救われた、YouTuber・根来(戸塚純貴)

■ 成金YouTuber・根来が300万円を盗まれた!

親バカ青春白書」は、同じ大学に通う父娘と友人たちが送る青春ストーリー。

小比賀太郎(通称“ガタロー”)は、最愛の妻・幸子(新垣結衣)を亡くし、男手一つで娘・さくらを育て上げたシングル・ファーザー。筋金入りの親バカで、娘が大好きすぎて、娘と同じ大学に入学した。

第5話では、ガタローが最近大学に姿を現さなくなった友人・根来を心配する。さくらと付き合い始めた彼氏・ハタケ(中川大志)、そしてデートの監視をしていたガタローの3人で根来宅へ。

根来はYouTuberで、フラれ動画で再生回数を増やし成金キャラへと変貌していたが、最近動画再生数が減り、撮影スタッフにも去られて、落ち込んでいた。3人は根来を励まし、家の掃除を手伝ったのだが、そのとき根来は家にあった300万円入りの封筒がなくなっていることに気付く。録画しっぱなしのカメラ映像から、犯人はYouTube撮影スタッフだった2人の男だと判明。ガタローたちは、金を取り戻しにスタッフの居場所を突き止めた。

■ 金を盗んだ男たちをギャフン!と言わせたガタロー

根来を“一発屋”と罵る2名のスタッフを捕まえて、金を取り戻したガタローは、「てめーら、一発屋バカにすんじゃねー!」と吠えた。

「一発も当てたこともねーやつがゴマンといる中で、一発当てたんだ、それだけで十分すげーじゃねーか。それに一発屋なんて、他人の物差しが決めたことで、本人はそんなこと思っちゃいねーんだ。毎日毎日、誰に馬鹿にされても、ずーっと2発目目指して頑張ってんだ。一発も当てたことねーやつが、ゼロが、簡単に人を馬鹿にしてんじゃねー」と続けたガタローは、スタッフたちを震え上がらせた。

ガタローは小説家で“一発屋”と言われて悔しい思いをしてきた自分と、根来を重ねていたのだ。その冷静で、尚且つ怒りに満ちた「一発屋論」は、視聴者の心に刺さるセリフだった。SNSでは「ガタローの簡単に人を馬鹿にしてんじゃねーぞ、最高」「良いこというな毎回毎回」「なんか泣きそう。ムロさんがお父さんに見えてきてる」などのコメントが寄せられ、「一発も当てたことないけど、いつか当ててやる」といった決意のつぶやきも見られた。

■ 青春シェアハウスを描く次週はムロが監督!

次週、第6話は9月6日(日)放送。主演のムロツヨシ自ら演出監督を務める注目の回となる。

ガタローは小説家としての再起をはかるため、編集者の尾崎(谷口翔太)に頭を下げる。5カ月が経ち、大学2年の冬を迎えたさくらたちは、成人式を間近に控えていた。

小比賀家に美咲(小野花梨)が居候を続ける中、寛子(今田美桜)が顔にアザを作って訪ねてくる。さらに留年危機の迫る根来が転がり込み、さくらはなぜか交際中のハタケまで呼び出して、小比賀家での冬休み青春シェアハウスが始まる。(ザテレビジョン

「親バカ青春白書」第5話より