亡くなったスタッフを傘で隠し放置?

8月14日、ブラジルにある大手スーパーの店内に、謎の緑色の傘が出没した。

その傘が隠していたのは、なんと勤務中に急死したスタッフの遺体。利用者の一人がその衝撃的な光景をツイッターにアップすると、大きく話題になった。

現場となったのはブラジル北東部レシフェにある仏系スーパーのカルフール店舗内だ。亡くなったのは、ここで働く51歳の男性スタッフだ。

当時いつも通りに仕事をこなしていたが、突如心臓発作を起こし、間も無く死亡。ところが、周りにいたスタッフは遺体をそのままにし、ダンボールやパラソルで目隠ししただけだったのだ。

画像を撮影したツイッターユーザーは当時店を利用していたというが、この状況に強い衝撃を受け、カメラを向けたという。

ツイートには「レシフェにあるカルフールのスタッフが亡くなっており、遺体がむき出しのまま放置されていました。これが2020年のブラジルか。」と、スタッフの冷たさを嘆く言葉が綴られていた。

従業員は14日金曜日に亡くなり、この投稿は翌週の19日に大きく拡散。カルフール・ブラジル本社に批判が殺到した。

これを受け、同社は「カルフール本社は非常に悲しんでおり、予期せぬ出来事を不適切な方法で対応したことを謝罪します。事件の後、すぐに店を閉めず過ちを犯しました。」という声明を発表。

また、死亡した男性スタッフには応急処置行い、緊急対応者からむやみに体を動かさないように指示を受けていたと説明した。

悪いことは続き、カルフール側は更なるミスを犯してしまった。被害者の男性はマニュエル・モイゼル・カヴァルカンテさんという名前だったが、「モイゼス・サントス」と間違えて名前を発表してしまったのだ。

これに対し男性の妻は「人間の命には何も価値がないらしい。あの人たちはお金だけを気にしている」と、ブラジルのメディア”G1”に怒りの言葉を寄せた。

まさかスーパーで買い物している時に、放置された遺体を目の当たりにするなんて誰が思っただろうか。食品を扱っている場所では、とてもじゃないが見たくない光景だ。

 

参照元:Euro newsTwitter

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