ファンたちが待ちに待っていた『ウォーキング・デッド』シーズン10第16話の日本放送が、10月5日(月)に決定。 最終回での“囁く者”たちとの戦闘の激しさも楽しみだが、実は『ウォーキング・デッド』の過激な戦いは集団戦だけじゃなく、1対1のバトルの激しさも見もの。これまでの名勝負を独断と偏見でランク付けし、振り返ってみた!

【写真を見る】軍隊経験のあるロジータが戦闘能力の高さを見せつける

■第10位:ロジータ vs ダンテ(シーズン10第8話「取引」)

ロジータが戦闘能力の高さを見せつけたのがこのシーン。前話のラストでダンテがセディクを殺し、冒頭はその直後からスタート。ロジータ赤ん坊と一緒にセディクの部屋を訪れて、そこにいたダンテと乱闘になったところで、ウォーカー化したセディクが起き上がって赤ん坊を狙う!するとロジータダンテを拳で殴って怯ませて、すぐさまセディクの頭にナイフを突き刺し、速攻でダンテの顔を拳で何度も殴りつけて撲殺する。ロジータのこのナイフ使い、拳の威力は圧巻!

■第9位:ニーガン vs サイモン(シーズン8第15話「偽りの顔」)

右腕サイモンの裏切りを知ったニーガン は「チャンスを与えよう。ボスになりたいならボスを倒せ」と、人々の前で1対1の決闘をすることに。方法は素手の殴り合い。サイモンはスピーチの途中で、開始の合図をせずにニーガンに殴りかかるが、すぐにニーガンが優勢になり、最後はサイモンの首を締めて扼殺。しかし、それは自分の権力を守るためではなく、サイモンの失策への懲罰。ニーガンはサイモンに「お前が何度も姿を現すから、相手に攻撃をかわす余裕を与えてしまうんだ。彼らはこれからも抵抗し続けるだろうから、全員殺すしかない。まずはお前を殺す」と語る。

■第8位:ダリル vs リカーリ(シーズン5第7話「救出作戦」)

リックたちは、グレイディ記念病院に捕らえられたベスを取り戻すため、病院の警官たちを捕まえて人質交換しようとする。その警官の1人、リカーリとダリルの殴り合いバトルは、最後にダリルの使った武器が強烈。2人は、身体がバラバラになったウォーカーたちが路上に散らばっている場所で戦うことになり、リカーリに地面の押さえつけられたダリルの手に触れたのは、近くに倒れているウォーカーの口。ダリルはその頭蓋骨をもぎ取って、武器としてリカーリの頭を殴りつける。

■第7位:総督 vs リック(シーズン4第8話「最期の決戦」)

総督たちが戦車で、リックたちのいる刑務所を襲撃した際、リックと総督が殴り合いに。リックは総督に殴りかかるが、総督が優勢になり、倒れたリックに跨って何度も顔を殴りつける。リックの顔が血塗れになって膨れ上がりフラフラになったところで、総督が首を締め付け、リックの顔が真っ赤になっていき、あわや瀕死になったところで、総督の胸から日本刀が突き出る!さすが、ミショーン

■第6位:ダリル vs ベータ(シーズン9第13話「罠」)

“囁く者”たちがリディアを取り戻しにやってきて、ベータとダリルが遭遇。ベータは身体の大きさも腕力もかなりダリルに優っているが、ダリルは両手にナイフを持って応戦し、かなり体格差のある肉弾戦が展開。ベータはダリルが小さなナイフを刺してもビクともしないが、最後はダリルが体当たりして、ベータを床に開いた穴から落下させる。それでもベータは死なないが、この場はとりあえず、ダリルの勝ち。ダリルが床に落ちたナイフを拾ってから去るところもカッコイイ。

■第5位:ミショーン vs 総督(シーズン3第8話「悲しい再会」)

ショーンが、総督の部屋で彼が隠していたウォーカー化した幼い娘を発見、そこに総督が現れて娘を傷つけるなと言うが、ミショーン日本刀を彼女の後頭部からズブリと刺し、総統が怒って大乱闘に。ウォーカーの首たちが入った多数の水槽も割れて、周囲はガラスの破片とウォーカーの首がゴロゴロ日本刀を落としたミショーンは、総督に殴打され首を締められるが、片手でガラスの破片を掴み取り、彼の目に突き刺す。ミショーン、強し。

■第4位:リック vs シェーン(シーズン2第10話「決闘」)

リックたちを襲った暴漢を車で遠くへ連れ出したリックとシェーンは、暴漢を逃すか殺すかで対立。シェーンが暴漢を銃で撃とうとするのをリックが阻止したことから、殴り合いが始まる。実はその前から、ローリとの三角関係や価値観の違いから、お互いへの不満が溜まっていた2人の殴り合いはどんどんエスカレートシェーンがオノを投げつけて窓を割り、そこからウォーカーが続々湧いてくるわ、暴漢はそのスキに逃げようとするわという、危険な状況に。それまで抑えていた2人の感情の爆発が見もの。

■第3位:グレン vs ニコラス(シーズン5第16話「古き友よ」)

アレキサンドリアの住民ニコラスは、彼のせいでノアが死んだことを知っているグレンを殺そうと、森に連れ出して銃で肩を撃つが、グレンが追いかけて激しい殴り合いになる。このバトル、ニコラスがグレンの傷をグリグリ押すなど、2人の性格がよく分かるところも見もの。戦いは長引いて夜になり、最後はもちろんグレンが勝って、ニコラスの頭に銃口を押し付けるが…。

■第2位:ミショーン vs ジェイディスの部下(シーズン7第16話「遺志を継ぐ者たち」)

ショーンの顔が変形するほど腫れ上がったバトルはこれ。屋根の上で銃を構えていたミショーンが、クズ鉄山のジェイディスの女性部下に銃を奪われて、肘で顔を打撃され、さらに何度も顔を床にぶつけられ、顔が腫れ上がって片方の目がほとんど見えないような容貌に。そして、喉と締め付けられて屋根から落とされそうになっても、潰れた声を振り絞って宣言する「私たちが勝つ!」。ミショーンらしい名勝負

■第1位:リック vs ニーガン (シーズン8第16話「戦いの果て」)

全面戦争の勝敗が決した後、逃げるニーガンをリックが追い、銃が弾切れになったリックがニーガンに素手で殴りかかると、ニーガンも素手で殴って足で蹴り、すぐにリックが劣勢に。でもここで、リックは「言葉」を武器にする。「俺には未来がある、10秒くれたらどういうことが説明する。カールはもう戦う必要はないと言った」と言い、ニーガンが「カールは間違ってる」と言うと「いや、あの子が正しい」と答え、ニーガンが一瞬、どういう意味なのかと考える顔になったところで、リックがいきなりニーガンの喉を切り裂く。すると、ニーガンは血を流しながら「これがお前だ。カールは何も分かっちゃいない」と微笑むのだ。これって実は引き分け

文/平沢薫

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