ウルヴァーハンプトンは5日、ポルトからU-19ポルトガル代表FWファビオ・シルヴァを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。

 契約期間は2025年6月30日までの5年間で、移籍金はクラブ史上最高額となったという。ポルトガル紙『Record』によると、4000万ユーロ(約50億円)にボーナスを加えたものになるようだ。

 クラブのジェフ・シー会長はシルヴァの加入を喜び、以下のようにコメントしている。

「将来性の高いこの若者をクラブに連れてくるため、厳しい競争に打ち勝った。ファビオを世界最高の若手ストライカーの一人として称賛している。我々は長い間、ファビオの成長を見守ってきた。数分見れば、彼が天性の才能をもっている選手だとわかる。ここ数年、ファビオの成長は非常に早く、トップクラブであるポルトのファーストチームで実績を残した」

 現在18歳のシルヴァはポルトの下部組織出身。2019年7月にトップチーム昇格を果たした。2019-20シーズンのプリメイラ・リーガ第1節ジル・ヴィセンテ戦でトップチームデビューを果たし、17歳と22日でクラブの最年少出場記録を更新。また、2019年10月には、カップ戦でクラブ史上最年少の得点記録(18歳と3カ月)も樹立している。

 同選手は2019-2020シーズン、ポルトで公式戦24試合に出場して3得点4アシストを記録した。シルヴァは週明けの7日にチームに合流することとなるようだ。

ウルヴァーハンプトンに完全移籍したファビオ・シルヴァ [写真]=Getty Images