「特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy」展のレセプションが9月4日、都内で行われ、『ウルトラマン』にフジ・アキコ隊員役で出演した女優の桜井浩子と、ウルトラマンシリーズ初代スーツアクターで、『ウルトラセブン』アマギ隊員役の俳優・古谷敏が登壇。今なお根強い人気を誇る同シリーズへの思いを語った。

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 昭和、平成、令和へと時代を超えて進化を続けるウルトラマン。同展では、『ウルトラマン』を始め、『ミラーマン』、『電光超人グリッドマン』、さらに2021年公開予定の『シン・ウルトラマン』など、円谷プロの歴代特撮ヒーローも紹介。鑑賞した桜井は「美術館みたいで芸術的」と見どころを挙げた。

 マイクを取って開口一番、「だいぶコロナで老けました」と自虐ネタを披露した古谷。昨年、海外を訪れた際には海外のファンから歓迎を受けたとのことで、「日本のファンと変わらない、素晴らしいウルトラファンの心を持った人たちがいる」と世界的なウルトラマン人気を語った。レセプション会場に陳列された初代のアクタースーツを見ながら、「来年はまた入りたい。その時は今より痩せて」と意気込みを新たにしていた。

 「ここに集まっているのは特撮に関わった人」と話す古谷に、桜井は「特撮に出た人しか来ちゃいけないの?私は巨大フジで呼ばれたの?」と怪獣の力で巨大化した『ウルトラマン』のエピソードを引いて質問攻め。「すごい大きい体で映った桜井さんは、素敵な大女で特撮を闊歩した方」と古谷が改めて紹介すると、桜井が「言葉を選んでませんか?うるせえな!」と切り返すなど、往時を偲ばせるコンビネーションで会場を沸かせた。

 「ぜひ4回か5回は来てください。僕も来るようにします。会場でツーショットをしましょう」と最後までサービス精神全開の古谷。「ニューコロ星人に負けないように」と、スペシウム光線のポーズで和やかにしめくくった。『特撮のDNA―ウルトラマン Genealogy』展は、9月5日から10月18日まで東京ドームシティGallery AaMoで開催される。

桜井浩子、古谷敏