先週のオリックスは、6試合2勝3敗1分と負け越し、借金は「19」、5位の埼玉西武とは7.5ゲーム差、首位の福岡ソフトバンクとは15ゲーム差と差が開いた。

<オリックス戦績 9月1日9月6日>
福岡ソフトバンク 大阪・京セラドーム大阪
9月1日
オリックス(山本)5-0(千賀)福岡ソフトバンク
9月2日
オリックス(田嶋)3-3(和田)福岡ソフトバンク
9月3日
オリックス(増井)4-5(二保)福岡ソフトバンク
東北楽天 宮城・楽天生命パーク宮城
9月4日
オリックス(山岡)3-4(則本昂)東北楽天
9月5日
オリックス(山崎福)5-6(塩見)東北楽天
9月6日
オリックス(張)9-6(福井)東北楽天
(カッコ内は先発)

 ゲーム差は開いたが、“エース”山本由伸に久々の白星が付いたり、主軸の吉田正尚が打率.379と数字を伸ばしたことで、2位の北海道日本ハム近藤健介の.348とは大きく差が開き、打率部門では独走モードに突入している。もともと「夏は好き」と公言している吉田正だが、ここまで調子を落とさずに来ていれば、初の首位打者も見えて来た。

 山本も前回の好投で、防御率を下げており、2位の座をキープ。3位には田嶋大樹が付けているなど、タイトル争いは希望に溢れていると言ってもいいだろう。また、中嶋聡監督代行のバラエティに富んだ打順も繋がりを見せ始めており、先週の6試合で完敗を喫した試合はなかったのは収穫である。
今週は8日から埼玉・西武ドームで西武と3連戦、11日からは天敵である千葉ロッテと千葉・ZOZOマリンスタジアムで3連戦が控えており、しっかりと勝ち越して、『がんばろうKOBE』に繋ぎたいところだ。特にロッテにはこのままでは終われない。

(どら増田)

吉田正尚