高橋みなみパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週水曜日は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんとお届け。9月9日(水)の放送は、ゲスト石井竜也さんを迎え、昭和から引き継がれる“音楽”について伺いました。


左から、高橋みなみ石井竜也さん、高橋芳朗さん



昭和の音楽といえば「昭和歌謡」がありますが、石井さんは奥村チヨさんをはじめ小学生時代から多くのスターを見てきたとか。そして、当時はセクシーな歌も多く、それらを聴き「大人にならされていた」と振り返ります。

そんな石井さんは「発声がしっかりしている人、味があるよりもテクニックすごい人が好き」と言い、歌が上手いと感じたシンガーとして村下孝蔵さんや布施明さん、渡辺真知子さん、さらには松崎しげるさんや尾崎紀世彦さんの名を挙げます。ちなみに、石井さんは今年2月に生誕60年記念アルバムTOUCHABLE』をリリースし、そこには尾崎紀世彦さんの「さよならをもう一度」のカバーを収録しています。

総じて昭和時代は「いい歌がいっぱい生まれた時代だった」と石井さん。そして、平成は「リズムの時代だった」ものの、今はまたシーンが変わり「若いバンドフォークっぽい楽曲や歌詞に注目していると思う」と昨今の印象を語り、「音楽は波。リズムや歌詞、メロディなどの時代が続いている。周期がある」とまとめます。

一方、洋楽に関しては「青春時代スティーリー・ダン、その後ジャミロクワイぐらいまでのジャズの変遷はすごく好きだった」と言います。かたや、17~19歳の多感な時期にはスティングやスパンダー・バレエデヴィッド・ボウイなどのUKロックばかり。米米クラブファンクな印象がありますが、実はファンクはあまり聴いていなかったそうです。

その米米クラブは今年でデビュー35周年。本来、今頃はツアー中の予定でしたが、残念ながらコロナ禍で中止に。しかし、10月17日(土)には初の無観客配信ライブの開催が決定しています。今回は2部制で、合間も楽しめるようにオリジナル映画「男はつらいぜ」を制作。石井さん自身「これはライブ感を見せようとは思っていなくて、作品として面白いものを作りたい」と意気込みを語ります。

また、大ヒット曲「浪漫飛行」に関しても衝撃のエピソードが。なんと、この曲は当初メンバーから好かれていなかったとか。というのも、みんな人と違うことがやりたかっただけに、この曲はポップ過ぎたそうです。そして、ロサンゼルスでのレコーディングに「これは米米の曲じゃない」とメンバー全員参加せず、「実はこの曲はすべて僕の声しか入っていない」と、実質ソロレコーディングだったことを明かします。

最後に、今に引き継がれる音楽カルチャーについて聞いてみると、スティーリー・ダンジャミロクワイのようなジャズファンクロックなど、さまざまなジャンルミックスされた音楽が出てきたことは「音楽が変わる変遷期の大きな流れだった」と石井さん。そして、昭和、平成、令和と3つの時代を経て、今、新しいものとして必要なのは「ジャズ」と示唆。

また、「今後は歌詞の時代になるかも。もっと人間っぽいところに向かうんじゃないかな」とも。「コロナ禍の拠りどころとして、音楽を聴いていた人も多いと思うけど、そういうときに必要なのは気持ちにスッと入ってくるもので、今後はそういう音楽が大切になる気がする」と言います。

さらにはリスナーに向け、「コロナ禍で大変な暮らしをしていると思いますが、必ず小さな光が見えてくる。人間は多くの山を乗り越えてきました。今はコロナというとんでもない山があるけど、みんなでいい時代にしていきましょう」とメッセージを贈っていました。

【番組概要】
番組名:高橋みなみの「これから、何する?」
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ高橋みなみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/korenani
石井竜也が明かす「浪漫飛行」衝撃のエピソード! メンバーがレコーディングをボイコット?