深川栄洋監督の映画『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』の本予告映像が公開された。

11月13日から公開予定の同作は、中山七里の小説『ドクター・デスの遺産』もとにしたクライムサスペンス。終末期の患者を襲う連続不審死事件の捜査に乗り出す刑事・犬養隼人と高千穂明日香は、やがて依頼を受けて患者を安楽死させる「ドクター・デス」と呼ばれる医者の存在に辿り着くが、重度の腎臓病に苦しむ犬養の娘・沙耶香が「ドクター・デス」に安楽死の依頼をしてしまうというあらすじだ。警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人役に綾野剛、犬養のバディで、冷静沈着な刑事・高千穂明日香役に北川景子、新米刑事役に岡田健史がキャスティング。

本予告映像では、被害者遺族が口をそろえて「ドクター・デス」をかばう光景を目の当たりにする犬養と高千穂の姿や、「人には〈生きる権利〉と〈死ぬ権利〉があるのです」というテロップ、犬養が「わりいな」と高千穂の腹を殴るシーンが確認できるほか、[Alexandros]が歌う主題歌“Beast”を聴くことができる。

綾野剛のコメント
[Alexandros]さんの「Beast」を聴いた瞬間、この映画の最後のピースが揃ったと確信しました。犬養が息を吹き返し立ち上がる様に、高千穂が闇を切り裂き真実を導き出すように、語りきれなかった感情が溢れました。“生きるとは”このシンプルなテーマに[Alexandros]の「Beast」は光を与えてくれました。

北川景子のコメント
クールなギターのリフからはじまって、エッジの効いたソリッドなバンドサウンドに圧倒されました。
この映画のようにスリリングな展開で、歌詞も映画の世界観に沿っていて劇場で聴くのがとても楽しみです。
最後のギターはまさにドクター・デスに迫る我々の心情そのものでした。

[Alexandros]のコメント
久々にこんなに激しい曲を作りました。
レコーディングで曲を作っている時はスタジオでアイデアを出し合うんですが、そのせめぎ合いが楽しかったです。観終わった瞬間から、こういう曲にしたいなと感じるものがあって、制作チームとも話し合って作り上げました。
映画もかなり激しくて、綾野さんも北川さんもアグレッシブでものすごいアクションを披露していて、その激しさに負けず劣らずな楽曲となっていますので是非劇場で楽しんでいただければと思います。

『ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―』 ©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会