トッテナムナポリに所属しているポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの獲得を断念し、ワトフォード所属のイングランド人FWトロイ・ディーニーの獲得を検討しているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が11日に報じている。

 現在、トッテナムイングランド代表FWハリー・ケインを除くと“9番”タイプのストライカーが不足している。クラブを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は今夏の移籍市場でストライカーの獲得を要求しており、当初はミリクがターゲットだと報じられていた。

 しかし、ナポリが要求する3250万ポンド(約44億円)という条件がネックとなり、今夏の移籍市場では手を引く可能性が高いという。ミリクとナポリの現行契約は残り1年となっていることから、来夏のフリートランスファーでの獲得を視野に入れている模様だ。

 トッテナムはミリクに代わるターゲットとして、ディーニーの獲得を画策している模様だ。ディーニーはワトフォードで10年間プレーしてきたが、昨季クラブが降格したことを受けて、慣れ親しんだクラブを離れる可能性があることを明らかにしていた。彼がワトフォードを離れる決断を下した場合は、トッテナムが獲得に動くかもしれない。ディーニーに関しては、トッテナム以外にもウェスト・ブロムウィッチが関心を示しているという。

 果たして、トッテナムケイン定位置争いを繰り広げられるストライカーを今夏中に確保できるのだろうか。同クラブの今後の動向に注目が集まっている。

トッテナムの“新”ストライカーとなるのは? [写真]=Getty Images