ニューカッスルに所属するFW武藤嘉紀が、MF乾貴士が所属するエイバルレンタル移籍する可能性があるようだ。イギリスメディア『フットボールインサイダー』が13日に報じた。

 退団が噂されていた武藤はドイツ復帰の噂も挙がっていたが、『フットボールインサイダー』によると、エイバルへのレンタル移籍に近づいているという。ニューカッスルの地元紙『イブニング・クロニクル』のリー・ライダー記者もツイッターでエイバルが獲得を望んでいることを伝えつつ、「ニューカッスルも受け入れる可能性があるが、現段階で交渉は合意に至っていない」とつづっている。

 ニューカッスルは今夏にボーンマスからイングランド代表FWカラムウィルソンを獲得。ウィルソン背番号は武藤が着用していた「13」に決まり、武藤は「27」に変更となっていた。さらに、スティーブ・ブルース監督は11日の会見で「どこかに移籍してプレーする必要があるだろう。彼が試合に関われないのは健全ではない」と武藤が構想外であることを明言していた。

 現在28歳の武藤は、2018年夏にマインツからニューカッスルに移籍。同年10月6日に行われたプレミアリーグ第8節ではマンチェスター・Uから移籍後初ゴールを記録していた。しかしこの2シーズンでは公式戦28試合出場、2ゴールのみ。ブルース監督が就任した昨シーズンはケガの影響もあったが、公式戦での出場は10試合にとどまっていた。

スペイン移籍の可能性が浮上した武藤嘉紀 [写真]=Getty Images