「足にタコができやすい」「靴擦れ跡が残りやすい」「かかとがガサガサする」などのトラブルに悩まされていませんか?

 これら足のトラブルの原因の一つに、「アーチ・エイジング」があります。これは靴メーカーのfitfitが提唱していて、靴が合っていないことによって起こるのだとか。そこで、フットケアスペシャリストの桜井祐子さんに、アーチ・エイジングの防ぎ方についてお話をうかがいました。

 桜井さんによると、足は体重の数倍の重さがかかっても体を支えることができるよう、アーチ構造をしているのだとか。加齢や足に合わない靴を履くなどの長年の生活習慣によって、このアーチ構造が崩れていく状態をアーチ・エイジングといい、これが起きると足にかかる負担が大きくなって、さまざまなトラブルが起こりやすくなるそうです。

 例えば、足の縦(長足)・横(足幅)のサイズが大きくなることでつま先や足の付け根など局所的に力が加わり、巻き爪やタコなどができるのもその一つです。

アーチ・エイジングは始まってしまうと元に戻せません。しかし、正しい歩き方に導く構造の靴を選ぶことで、足の機能をサポートでき、足のトラブルの予防につながります」と桜井さん。靴や靴下を脱いだ後の“すっぴん足”に自信が持てるようになるためには、常時足のどこかに摩擦や圧迫を受ける靴、足の形に合わない靴、足の親指部分にゆとりのない靴、足が前に動いて詰まってしまう靴、ブカブカ・グラグラ・柔らか過ぎる靴などはNGとのこと。トラブルの予防には、次の3つのポイントを押さえた靴がオススメなんだそうですよ。

足の裏の土踏まず部分がフィットするインソールの靴

■かかとをしっかり固定してくれる靴

■甲を押さえるデザインの靴

 足のエイジングケアの第一歩は、自身の足の形やサイズに合う靴を選ぶこと。トラブルの少ない、美しいすっぴん足を楽しむために、靴の選び方から見直してはいかがでしょうか。

(美容・健康ライター Nao Kiyota)

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