トッテナムストライカー補強を計画も、ザルツブルクFWダカは関心示さず

 ジョゼ・モウリーニョ監督率いるトッテナムは、新シーズンを前にストライカーの補強を計画している。ポルトガル指揮官イングランド代表FWハリー・ケインや韓国代表FWソン・フンミンといったタレントを擁するなかで、「競争を恐れているストライカーは欲しくない」と野心的なFWの加入を求めている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 昨季プレミアリーグで6位に終わり、2014-15シーズン以来のトップ4陥落となったトッテナム。昨季途中就任のモウリーニョ監督の下、再起を図るシーズンがまもなく開幕する。

 フリーで獲得したベテランGKジョー・ハートをはじめ、サウサンプトンからデンマーク代表MFピエールエミール・ホイビュルク、ウォルバーハンプトンからアイルランド代表DFマット・ドハーティといった各ポジションの補強を着実に進めているなかで、新たなFWの獲得も目指している。

 そのなかで候補に挙がっていた1人が、ザルツブルクザンビア代表FWパトソン・ダカだ。トッテナムはこのスピード自慢の21歳の動向を追っていたが、同選手は移籍に関心を示していないという。トッテナムケインの控えとしてプレーすることを望んでいないことが、理由の一つだとも報じられている。

 これを受け、モウリーニョ監督はチーム内での競争を歓迎する選手を求めていると主張。ストライカーならば、競争を恐れてはいけないと強く訴えている。

「重要なのは私がストライカーを納得させることではなく、ストライカーが私を納得させることなんだ。もしストライカートッテナムに来ることを恐れているなら、私はそんなストライカーは欲しくない。もし彼がハリー・ケイン、ソン、(エリック・)ラメラ、ルーカス・モウラがいるスカッドに入りたくないと言うのならグッバイだ」

 モウリーニョ監督はレギュラー奪取の野心がない選手は、こちらから願い下げだと語っている。

 ダカのほかには、ナポリポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクやメスのセネガル代表FWハビブ・ディアロが候補に挙がっているが、指揮官が求めるような競争心あふれるFWの獲得は実現するだろうか。
Football ZONE web編集部)

トッテナムを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督【写真:AP】