TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。9月7日(月)放送の「ニュースランキング」のコーナーでは、都の最低賃金を据え置くとした審議会の決断に異議が殺到したことについて、意見を交わしました。

◆最低賃金の据え置きに異議殺到

「今年は最低賃金を引き上げない」と結論づけた7都道府県の1つ、東京の最低賃金審議会には、再考を求める「異議」の申し立てが前年の5倍以上も寄せられました。

東京労働局によると、医療や建設、交通、銀行など、コロナ禍のなかでも出勤せざるを得ない「エッセシャルワーカー」と呼ばれる働き手の労働組合からも申し立てが相次ぎ、最低賃金の引き上げは個人消費の下支えになり、経済にプラスに働くと説く意見もあったそうです。

◆今回の決断に嘆く若者、識者の見解は……

男性は49%で女性が51%とほぼ半数、年代別では働く世代ど真ん中の30代が33%と最も関心が高かったこのニュース

化学講師の坂田薫さんは、厚生労働省が発表した今年7月の有効求人倍率1.08倍、完全失業者数197万人という数値を引き合いに、「最低賃金を引き上げるというよりは、雇用を確保する(必要がある)くらい危機的状況で、どうしようもないくらい苦渋の選択なんじゃないか」と推測。

東京の最低賃金審議会の決断に、20代の非正規労働者からは「家や車を一生買えない」といった嘆きの声もあり、「今はコロナで危機的状況だから、(最低賃金が)据え置きなだけであって、これが一生続くわけじゃない。しかし、それを一生と思わせてしまうくらいコロナがいつ収束するのかわからない不安を、みんな抱えているんだなと思った」と坂田さん。

MCの堀潤も「構造的に、正規・非正規だったり、所得が得られて資産運用ができる層とそうではない層が固定化してしまっていたり。一生という言葉も、“この構造は個人ではどうせ変えられない”という思いがあるんだろう」と実感を語ります。

拓殖大学非常勤講師の塚越健司さんは、「(景気について)『アベノミクス』とかいろいろと言われていたけれど、実質賃金は全然上がっていない」と指摘。また、非正規で働く人たちに目を向け「海外とかと比べてみると最低賃金がすごく低いので、そこは上げないといけないんじゃないかなと思う」と慮ります。

なお、視聴者からのツイートでは、「このままだと結婚できないし、少子化も進むよね」、「最低賃金を引き上げたところで、消費は促進されるのか」、「GDP3位なのに、日本の所得は低すぎる」といった懸念の声や、「まずは契約や派遣の最低賃金を引き上げるところから手を付けるべき」などの意見も寄せられていました。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter@morning_cross

コロナ禍に、最低賃金据え置き…「家や車、一生買えぬ」と嘆きの声も