パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールが人種差別発言を受けたと主張するマルセイユのスぺイン人DFアルバロ・ゴンサレスだが、殺害予告を受けているようだ。

13日、リーグ・アン第3節、PSGvsマルセイユとの“ル・クラスィク”が行われ、マルセイユが0-1で勝利。PSGは開幕2連敗という屈辱を味わった。

しかし、その結果以上に注目を集めたのが試合終了間際に起こった騒ぎ。両チーム合わせて5名が退場処分となり、後味の悪い試合となった。

この場面でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により退場処分となったネイマールだが、自身が人種差別発言を受けたと主張。その相手がアルバロであり、後頭部を殴った理由を語っていた。

PSGはこのネイマールの主張を支持し、調査が進むためのサポートをすると声明を発表したが、マルセイユもこの件に対して声明を発表。アルバロが人種差別を行なっていないと主張した中で、予想以上の事態に発展していることを明かした。

アルバロ・ゴンサレスは人種差別主義者ではありません。チームメイトがすでに証言しているように、クラブに加入して以降、彼は日々の行動でそのことを示しています。クラブはこの議論に関わるすべての出来事とその前の24時間に起きた調査に全面的に協力し、懲戒委員会の裁量に任せます」

「この論争は深刻であり、すでに深刻な結果をもたらせています。クラブは、アルバロ・ゴンサレスとその親族の私的な電話番号がブラジルのメディアやソーシャルネットワークに一夜で広まったことを非難し、殺害予告を含む不快な嫌がらせを引き起こしています」

マルセイユはその歴史とマルセイユの街の歴史、スタンドの多様性、そしてそれがもたらす絶え間ない闘争を考えると、フランスのプロスポーツにおける反人種差別の象徴です。常にこの惨事を根絶することを目指しています。選手は、フィールド内外で日々の取り組みでそれを実証します」

人種差別があったかどうかは現在調査中だが、アルバロが“クロ”だと判定した心無い人物が電話番号を晒したことで、本人や親族が命の危険に晒されることに。調査結果がどうであれ、個人情報を晒した行動は許されるべきではないだろう。

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