日系車を高く評価し、日系車に憧れを抱く中国人消費者は多いが、中国車に憧れを抱く日本人はほとんどいないと言えるだろう。こうした差は自動車ブランド力や品質の差に起因すると考えられるが、中国メディアの知乎はこのほど「中国の自動車工業も中国高速鉄道のように強くなれるのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道は国を代表する輸送システムとなったと指摘する一方、中国の自動車工業は日本やドイツなど世界の自動車強国に「肩を並べることすらできていない」と指摘し、中国は高速鉄道産業を発展させることに成功したにも関わらず、なぜ自動車工業は発展させられないのかと問いかけた。

 中国は自動車産業においては「技術と引き換えに市場を外資に開放する」という政策を導入する一方、宇宙産業や高速鉄道産業では技術を購入しても、市場を外資に開放する政策は取らなかった。この戦略の違いが中国の自動車市場で「外資メーカーが大きな市場シェアを獲得する」という結果をもたらしたと言える。

 一方で記事は、「中国が自動車産業において採用した戦略は間違っていなかった」と主張し、中国の自動車市場はすでに世界最大となっており、中国メーカーも一定の技術力を持ち、資金的な余裕も出てきていることを強調、「これから技術の自主開発に努めれば、日本やドイツ自動車産業に追いつくことは十分に可能」との見方を示した。

 また記事は、自動車が発明されてから100年以上が経過した今、自動車産業は大きな変革期を迎えており、電気自動車や燃料電池車の登場、インターネットとの常時接続による多彩なサービスなどで自動車は大きく変わろうとしていることを強調。中国の自動車工業としてはこの変革の波を捉えることが重要であるとし、うまくいけば新たな時代の自動車強国になるのも夢ではないと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国車に憧れを抱く日本人はほとんどいない・・・中国の自動車工業はいつか強くなれるのか=中国報道