例年開催しております医学部オープンキャンパスについて、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、従来の会場型ではなく動画配信により実施しています。本動画では本学の概要説明に加え、担当教員による施設紹介や、昨年好評であった在学生の体験談やリアル体験授業もご覧いただけます。担当教授から受験生への熱いメッセージも盛り込まれていますので、本学に関心のある受験生の方はぜひご覧ください。

〇本学医学部オープンキャンパスURL
https://www.wakayama-med.ac.jp/nyushi/opencampus/igakubu.html?200902

和歌山県立医科大学 医学部 WEB OPEN CAMPUS 2020 プログラム】

1. 大学の概要説明 (計16分程度)
〇開会挨拶
医学部概要
令和3年度入試説明
〇入学後のカリキュラム説明
和歌山の医療の現状

2. 教員による体験授業 (計13分程度)
〇臨床医学
〇基礎医学

3. 施設紹介 (計9分程度)
ドクターヘリ
〇スキルスラボ
〇系統解剖実習室
〇地域医療支援センター
〇体育館
図書館
〇生協カフェテリア

4.在学生からのメッセージ(計5分程度)
〇5年生
〇4年生


和歌山県立医科大学医学部について】

医学部の3つのポリシー

■ アドミッションポリシー(入学者受入方針)
和歌山県立医科大学医学部では大学の理念に基づき次のような人を求めています。
1.科学的探求心と豊かな人間性・高邁な倫理観を有する人
医学を志す人には、旺盛な科学的探求心とともに豊かな人間性、高い倫理観が必要です。人としての豊かな感
性、人間性を有し、ボランティア活動などを通じて社会との深い係わりがあるとともに、高い倫理観を有する
人を求めます。
2.医学を修得するための幅広い能力を有する人
医学の修得には、自然科学のほか人文・社会科学に関する学問の修得が必要です。そのため、自然および人間・社会についての幅広い知識と向学心、自分自身で問題を解決できる能力を持った人を求めます。
3.コミュニケーション能力及びリーダーシップを備えた協調性の高い人
医師には医学的知識とともに患者および家族、職場の同僚と十分コミュニケーションできる能力(情報の共有と良好な患者・医師関係が築ける能力)が必要です。医療人として自己研鑽ができ、自己の理念を持っているとともに協調性に優れ、リーダーシップを発揮できる人を求めます。
4.地域医療に関心があり、国際的視野を有する人
本学は県民の医療を支えるとともに、国際的にも活躍できる医師を育成します。地域医療に関心があるとともに、国際社会でも活躍できるための能力を高め、積極的に地域社会および国際社会に貢献できる人を求めます。

■ カリキュラムポリシー(教育課程の編成方針)
和歌山県立医科大学医学部は以下の教育を通じて真のプロフェッショナリズムを育成します。
1.社会人として必要な教養とともに医師として必要な倫理観、弱い立場の人々と真摯に向きあえる共感的態度やコミュニケーション能力、ケアマインドが育成できるよう、早期体験や医療福祉施設での参加型実習や患者および家族と直接触れ合う教育
2.医学に必要な自然科学、人文・社会科学および外国語に関する知識が獲得できる教育
3.基礎医学において、生体の構造と機能、病態との関連、疾患の概念が理解でき、問題解決型能力が獲得できるとともに研究マインドが育成できる教育
4.臨床医学において、基礎医学との連携を図り、臓器別に疾患の概念、診断、治療方法が理解できるとともに、汎用的技能を習得できる教育
5.臨床実習では、すべての科を網羅的に実習するとともに長期間の臨床参加型実習を学内外で行い、臨床推論能力を含めた実践的な臨床能力が獲得できる教育
6.地域実習および国際交流を積極的に行い、広い視野を養い、地域社会および国際社会で活躍できる資質を習得できる教育

■ ディプロマポリシー(学位授与方針)
和歌山県立医科大学医学部は次の能力を獲得した者に医学士の学位を授与します。
1.命を扱う職業である医師として、より高い倫理観、社会人としての良識を備えているもの
2.総合的、専門的医学知識とともに医学研究や臨床研修を行うに足る技能を有しているもの
3.単に知識、技能を獲得しているのみではなく、それらを統合的に活用でき、患者の社会的、心理的背景にも配慮することができるもの
4.国際的視野を有し、地域での医療ができるもの

〇カリキュラム概要

 和歌山県立医科大学医学部は、知識に偏重した従来型の教育を脱却し、知識・技能・態度(倫理観)を総合的に育成できる教育を目指して成果基盤型教育を行っています。また、構造・機能、臓器別の横断的・総合的なカリキュラムを導入し、平成27年度には1~4年次にも患者に接する機会を増やすなど国際基準に適合し、臨床・研究能力の高い医師の育成が出来るようにカリキュラム改革を行いました。
 1年次にはリベラルアーツ(教養教育)が中心となります。具体的には、医学部への準備教育や自然科学、社会人としての教養、医師としての倫理を学ぶ期間です。また、2年次、3年次には臨床の基礎となる基礎医学の領域を中心として学ぶとともに、基礎配属において研究に親しむ期間を設けております。3年次の後半から4年次には臨床医学の基礎的な内容を学び、共用試験に合格した学生はStudentDoctorとして臨床実習を開始します。臨床実習では期間を延長するとともに、より診療参加型実習を行います。臨床実習後OSCEを行い臨床技能の評価を行います。
また、患者の方々の心の痛みにも目を向け、社会的な支援システムなども理解し、地域医療にも早期から慣れ親しむためのケアマインド、地域医療マインド育成にも力を入れており、1年次より早期臨床体験実習や地域福祉施設体験実習を行い、2年次には保育園実習・障害者福祉施設実習、さらに、臨床技能をシミュレーターを用いて磨き、より実践的な技能を身に付けられるよう臨床技能研修センターも併設しています。
 大学院博士課程の一部を履修できる「大学院準備課程」があり、これにより、医学部在学中に研究の基礎を学ぶことができるほか、大学院履修期間の短縮も可能となります。
 これらの取り組みを通じて、本学では総合的・専門的な基礎・臨床能力を高めるとともに医師としての倫理観、人間性の涵養を図り、地域医療に貢献し、国際的にも活躍できる全人的医学教育を目指しています。


和歌山県立医科大学の校章

 マークの意匠は、和歌山が生んだ医聖・華岡青洲が全身麻酔薬として用いた植物「まんだらげ(チョウセンアサガオ)」の花に「医」の文字をデザインしたものです。
 「まんだらげ」の花の絵は陶芸家富本憲吉氏の作で、もとは昭和38年に開催された医学総会のために描かれたものでした。その後に「医」の文字を付加して、和歌山県立医科大学のマークとして永年親しまれてきた歴史を経て、昭和62年に正式に校章として認定されました。







配信元企業:公立大学法人 和歌山県立医科大学

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