ユヴェントスは17日、元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインとの契約を双方合意のもとで解除したことを発表した。

 イグアインユヴェントスの契約は2021年夏まで残っていたものの、アンドレア・ピルロ新監督はイグアインを構想に含めておらず、今夏の退団が決定的となっていた。既に元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏がオーナーを務めるメジャーリーグサッカーMLS)のインテル・マイアミへの加入が秒読み段階となっており、同クラブのディエゴアロンソ監督は「交渉は完了した」と話しているようだ。年俸は750万ユーロ(約9億4000万円)と報じられており、2022年までの契約を結ぶ見込みだ。

 現在32歳のイグアインは母国のリーベル・プレートでキャリアをスタートさせた。2007年1月にレアル・マドリードへ移籍し、6シーズン半に渡ってプレーレアル・マドリードでは公式戦通算で264試合に出場し121ゴールを挙げた。2013-14シーズンからはナポリプレーし、2015-16シーズンにはセリエAの歴代最多得点記録を更新する36ゴールを記録した。

 2016年夏に当時のセリエA史上最高額である9000万ユーロ(約114億円)の移籍金でユヴェントスへ加入した。2016-17シーズンにはセリエAの全38試合に出場し24ゴールをマーク。2018年8月にはミラン、2019年1月にはチェルシーへのレンタル移籍を経験し、シーズン終了後にユヴェントスへ復帰した。昨シーズンは公式戦通算で44試合に出場し11ゴールを記録していた。

ユヴェントス退団が発表されたイグアイン [写真]=Getty Images