大ヒット公開中の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』の新たな場面写真が公開された。

本作は人を好きになる喜びや痛みを圧倒的な心理描写で描く、水城せとなの傑作コミック『窮鼠はチーズの夢を見る』『俎上の鯉は二度跳ねる』を原作に、『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』などの作品で知られる映画監督・行定勲がメガホンを取ったラブストーリー。

受け身の恋愛ばかりしてきた主人公・大伴恭一と7年ぶりに再会した大学の後輩・今ヶ瀬渉の狂おしくも切ない恋を描いている。主演・恭一役務めるのは、関ジャニ∞の大倉忠義。今ヶ瀬を近年話題作への出演が絶えない実力派・成田凌が務める。

開3日間(9月11~13日)の観客動員数では106508名を記録するヒットとなった本作。今回公開されたのは、大倉忠義演じる恭一が物憂げな表情でたたずむ場面写真。自分の浮気を疑っていた妻・知佳子に、実は別に好きな人がいるから別れて欲しいと告げられ、茫然自失で夜の街頭を彷徨うシーンだ。

大倉は「流され侍」と揶揄される恭一役に対し「原作の美しいビジュアルに寄せていかないといけない部分もあり、ハードルが高いなと戦々恐々としました。撮影中は自分を追い込まなくてはならなかったので、苦しい日々でした。でも、やりがいのある役でした」とコメント。

彼は撮影前にあまり役を作り込まないというが「最初は今ヶ瀬に対して拒む態度を取りながらも、徐々に惹かれていく。ひとつひとつのシーンを重ねながら経験し、恭一としての気持ちを作っていきました」と語る。また共演した成田は「大倉さんはカメラの前で本当に役の恭一として存在していたので、何をしても受け止めてくれる安心感がありました」と振り返り、大倉から役の雰囲気が滲み出ていたことに賛辞を贈った。

行定監督は「大倉君は僕の言うことに対して、いつも『やってみます』と応えてくれるんです。テイクごとの少しの変化にも敏感に反応できる俳優です」と俳優としてのポテンシャルの高さを絶賛している。

『窮鼠はチーズの夢を見る』
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『窮鼠はチーズの夢を見る』